起点は妙典(仮)

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help リーダーに追加 RSS 『アメリカを売った男』を観てきました。

<<   作成日時 : 2008/06/05 08:45   >>

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そうそう、こういう作品をどんどん上映しよう!




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あらすじはワーナーマイカルHPより
【ストーリー】
犯罪に手を染めた捜査官と、それを追う捜査官の心理戦。実際に起きたアメリカ史上最大の機密漏えい事件を映画化

FBI訓練捜査官オニールは新しく創設される部署「情報管理部」で、定年間近のハンセン特別捜査官を密かに監視するように命令を受ける。無愛想なハンセンだが、オニールは次第にその信頼を経て家族ぐるみで付き合うように。しかし、ハンセンにはなんら怪しいところはなかった。疑問に思ったオニールは上司を問い詰るが、そこで明かされたのは、ハンセンが20年以上にわたってKGBに国家機密を漏らしていたという事実だった。

FBI捜査官ロバート・ハンセンが逮捕されたのは2001年2月。ハンセンは20年以上にわたり、FBIやCIAなど国家の安全保障に関わる重要な機密をソ連、ロシアに漏らし続けていた。本作はそのハンセンが逮捕されるまでの最後の二ヶ月を、昇進に燃える若き訓練捜査官の目を通して描く。人を騙すことに後ろめたさを感じ、仕事に疑問を持つ主人公を『父親たちの星条旗』のライアン・フィリップが好演。そして用心深く、人に心を開かないハンセンを、実力派俳優クリス・クーパーが圧倒的な存在感で演じている。事件は終わるが、いったい何が動機だったのか。主人公が最後まで理解できなかったように、ハンセンが抱える大きな心の闇がそこにあるのだろう。


最初、この手の作品観ると眠くなってしまうかな〜という不安があったのですが、そんなことはありませんでした。
静かな作品なのですが、最後まで集中して見れましたね。

スパイ捜査モノというと派手なガンアクションに格闘という印象があるけど、実話を基にしていると強調しているだけあって、あまりそのようなシーンは出てこない。

主人公オニールはハンセンという男の補佐官に任命されるも上司よりハンセンの内偵の命を受ける。
業務中に机の下でオナニーしているだとか、セクハラをするだとか無茶苦茶変人であると叩き込まれての内偵なだけに初めこそギクシャクするが、堅物ではあるもののハンセンはそんなに悪い人ではないんじゃないかとオニールは思い込むようになってくる。もちろん、目だったエロ素行もしていない。

ハンセンの人間としての魅力を感じるようになった時に上司に内偵のことを問いただすと、この任務の真実を告げられることになるのですが・・・という話なんですけどね。その任務の真意を教えられてからが、この作品を更に濃くさせていく。

ハンセンを写真撮影とし呼び出し、その間にオニールがデータを読み取りその作業を終えても復元が完了しているかどうかで頭がパニックに陥ったり、FBI総出でハンセンの車を徹底的に調べるために、オニールが外出した際のハンセンの戻りを上手く言いくるめて引き伸ばしにかかったり。

派手さはないものの、若手捜査官のオニールの心情とシンクロさせるように圧迫感のある演出で緊張の糸を張り巡らせ、そして描き出していく。

真実を知り、内偵の真意をなぞっていくと今まで見えていなかったハンセンの人間性も明らかに当初と違ったように見えてきてどんどん不信感を生み出していくという。
1つのモノを違った視点で見ていくと姿・形も違うものに見えることがあるが、その対象であるハンセンをこうも色々な感情を持って見せることができるのは監督の腕とそして、ハンセンを演じるクリス・クーパーの演技の手腕によるものであるのだろうと思う。

実際の事件を基に作っている映画なので、その史実に基づきハンセンが逮捕されるのはわかるのだが、どこで逮捕の決め手を作るのかが、わかっている事実ながら興味を最後まで失わず引っ張り続けられるので見ていても飽きない。静かな映画だと思うのに飽きないし、眠くならないのだから見事。

いい作品だったと思います。


そして、全国シネコン公開系ではないこの映画をワーナーマイカル市川妙典で上映してくれたことも嬉しい。
これからも、ワーナー妙典には期待していますので頑張ってほしいですね。




・評価:★★★★★★★★★★  
     ★★★★★★★☆☆☆ (17)
・公式サイト


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