テーブルの角が憎いのよあらすじはgooより ノン子は36歳。東京で芸能人をやってみたが全く売れず、マネージャーと結婚して即離婚。バツイチの同級生が経営するスナックで夜な夜なくだを吐く。おしゃれもセックスも最後にいつしたか分からない。ある日、神社の祭りでひよこを売って一儲けしようとする青年が現れる。気はいいが要領が悪い青年を放っておけないノン子は、自宅に泊まるようすすめる。そんな時、別れた夫が突然ノン子の前に現れ、復縁しようと持ちかけてきた…。 最初に言っておきますと、坂井真紀が脱いでいます。ええ、脱いでますとも。 坂井真紀ちゃんと言えば、たぶん芸能人で唯一握手してもらったことがある人です。 もう10年以上前の大学時代、渋谷の東口会館というゲーセン、カラオケ、ボーリングが1つに収まっているアミューズメントビルみたいなのがありまして。大学のサークルの忘年会の2次会のカラオケに行った時に後輩が「かつをさん!いま、坂井真紀とエレベータで一緒になったんすよー!」という報告を受ける。 それ行け!とばかりに坂井真紀が降り立ったと言われるボーリングのフロアへ。当時、交際していたいしだ壱成とボーリングに来ていたのですね。で、僕らむさ苦しい大学生たちは、その当時彼氏のいしだ壱成が投球してる合間にさささっと坂井真紀のところに行き、握手してもらったんですね。 いま、思えば坂井真紀ちゃんにはすげー迷惑なことだったと思います!!!すみません!思えば、彼女・・・苦笑いしていたような・・・(苦笑) だから、そんな坂井真紀ちゃん・・・いや、坂井真紀さんが脱いで濡れ場で体当たり演技している主演の映画なら観ないわけいかないじゃないっすか!!!! (↑すみません、そんなにファンでもないです・・・) まあ、そんなわけで休日に銀座まで出向き見てきたわけです。 ロビーで前の回終了を待っていたのですが、出てきた客層を見ると極端でしたねぇ・・・。 おっさん、おっさん、おっさん、お姉さま、おっさん、おっさん、お姉さま、お姉さま・・・という具合でしょうか。 要するに観た感じ50以上の男性といま流行の表現で言うとアラフォーの女性と2分される感じでした。 それはさておき、映画の内容ですが・・・、 面白い。本当に面白いんですよね。 具体的な地名などは挙げていなかったんですが、ノン子に実家の電話番号の頭が「0485〜」だったこととか、自転車の前輪のカバーに書かれてる擦れた住所が「寄居町」だったりすることから埼玉県寄居町が舞台なのがわかりました。 埼玉県寄居町はよく知らないのですが、どこの地方だと思うほど自然が豊かでこじんまりとした集落で。 店も娯楽も少なそうで。だからこそ、どの人も知った顔みたいなところもあって。 その環境の中に祭りで出店を出したいと場所提供交渉に来る青年マサルを星野源が演じているのです。 祭りの出店に関して仕切りを任されているおそらくヤクザの時生に酷いまでの門前払いを喰らいつつも、純粋に出店を出したいという一心で粘りに粘る。 それでも埒が開かない彼を見てほっとけなくなったノン子は祭りの開催日まで実家に彼を居候させる。 そこに元夫で元マネージャーの宇田川(鶴見辰吾)だったりノン子と仲が悪いノン子の妹(佐藤仁美)が表れて、ノン子のもどかしい現在地というものをチクチクと刺激していくことになるわけです。 最初はね。全くこのノン子という人物があまりにもふてぶてしく、同級生の女(おにゃんこだった新田恵理!)のスナックでも、態度がデカくて嫌な女にしか見えないんですよ。優しい母親にも態度がそっけないしね。同情の余地が見られないんです。 でも、先ほど書いたように元夫などが絡んでくるとノン子の違った人物像が見えてくる。 その元夫が「やりなおそう。」とノン子のもとを尋ねてくる辺りからでしょうか。 性格が性格なので人前でワーワー泣き喚いたりなどは一切しない。 その代わり、夜な夜な商店街に置かれてるバケツや看板を自転車で通りながら足蹴にして、ぶつけどころの無い感情を発散しているわけですね。 確かに元芸能人という設定であるだけに過去の美貌は垣間見えるものの、女としての魅力は失っていた。 根っからの純情青年のマサルはそのキャラ全開で彼女に接しているうち彼女の心の隙間に入り込み次第に打ち解けていくのだが・・・という流れ。 正直、全然期待はしていなかったのですがこれが良い作品なんですよ。 心にバリケード張りまくりのノン子が元夫の宇田川やマサルに”女”を見せる時が実にいい。 綺麗とか可愛いとかそういう感情ではないんですね。どこか切なさをぶつけて行くノン子にどことなく惹きつけられるのだ。劇中のマサルも似たような感触なのかなと思ったりもした。 一つ一つ丁寧にどのような過去を踏んで今があるかという具体的な粗筋語りは一切ない。 元夫の宇田川とノン子がどのようなことが切っ掛けで離婚することになったのかなど具体的な説明はない。 説明を同級生の女や宇田川が口にすることもあるが、具体的にずらずらと述べられるものではない。 しかし、彼の行動、言葉。ノン子の態度。それらだけで十分伝わってくるものがある。 どうして、騙ってノン子の実家に電話するハメになっているのかノン子の妹が祭りの時に実家に戻ってきて、のノン子の妹とその娘や旦那の態度のギャップ。妹夫婦と両親の食卓などなど・・・。多くを語らなくてもその心理描写というものは優れている作品だなぁと。 マサルが何を屋台で売ろうとして必死だったのかはここでは伏せておきますが、それが境内に散らばり、その中をノン子が足を進めていく。ノン子のある心情を投影してるかのような描写なのだろうと思いますが、実に印象的に映えていました。 「熊切監督ってこういう映画も作れるんだ」と『フリージア』、『鬼畜大宴会』くらいしか熊切作品を知らない私には驚かされました。 ああ、そういやネタバレになるので具体的な事柄は完全に伏せさせていただきますが、『鬼畜大宴会』にも通じるようなある爆発シーンはありましたね(笑) それまでの流れを打破してしまうかのようなところもあるので、ビックリはしましたが非常に面白かったです。 何かモヤモヤっとしたものを抱えて日々を生きている人には是非、観て欲しい一作ではあります。 いや、綺麗にスッキリ爽快にまとまって映画が終わる!・・・とかそういうことはないんですけどね(笑) どこかノン子に自分を重ねて観れる所があるんじゃないかなと思いまして。女性に限らず、男性でもね。 坂井真紀の裸目当てのオッサンとノン子に年齢的に自分を重ねたいお姉さま層くらいしか見ないだろ?と敬遠していては勿体無い作品です。 暮れも押し迫った、年末の最後の最後に広くお勧めしたい一作に出逢えました。 P.S. このブログで書いてないDVD鑑賞済みの作品が4つ。 そして、本作品で劇場鑑賞数が2008年で133本になりました。 『地球最後の日』を29日に観る予定ですが、2008年公開作品を劇場鑑賞するのはそれで最後の予定です。 現時点で劇場+DVDで180本ちょうどの鑑賞になるので、そろそろ2008年のまとめに入ろうかなと思います。 ・評価:★★★★★★★★★★ ★★★★★★★★★☆ (19) ・公式サイト 【関連作品】
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ノン子36歳(家事手伝い)
「最後にしたの、いつだっけ?」 坂井真紀は、ひよこに似ている。ひよこに似てるからかわいい・・・ということではなくて、鳥顔なんだなと思った。鶏がらのような印象しかなかったけど、きれいでしたね。電車に乗ってるときの坂井真紀の目は、ひよこの目みたいでした。 褒.. ...続きを見る |
へでいくっ! 2009/01/10 07:30 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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私も『フリージア』『鬼畜大宴会』位しか観てない。 |
ぱたた 2008/12/26 11:02 |
おはようございます! |
かつを 2008/12/26 11:12 |
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