ピー夕一(ぴーゆういち)解説・あらすじはgooより 解説 一昨年はIKKO、去年ははるな愛とかオカマ・・・流行らそうと日テレが必死で考えたのに流行らなかった言葉でいうとオネエマンズがすっかり芸能界でも定着していますが、日本では美輪明宏みたいな先駆者的な立場にいる1人がピーター。 彼が10代の頃に銀幕デビューしたのがこの作品になります。 映画は簡単に言えばオカマバーの経営者の男を巡る痴話喧嘩話です(男と女じゃないから痴話は誤りか?)。 嫉妬だの嫌味だの報復だの・・・どろどろしているものが詰め合わさっているような内容なのですが、この映画こそ40年前の作品であることを考慮しても”前衛的”という言葉が今思えば相応しい映画だったのかななんて思います。 そのようなドロドロした話でも取っ組み合いの喧嘩をしている場面でもとても雰囲気に似つかわしくない軽快な音楽を合わせ、早送りであたかもそれが滑稽であるかのように演出する。 また、性的に過激な表現になりやすい箇所があれば「映倫」のマークを一面に出してその時代に従いながらもどこかであざ笑うという。 故淀川長治さんなんかも出てきて、あの日曜洋画劇場の締めの挨拶まで披露してくれるというw 話自体はドロドロしていて、劇にもよく用いられるオイディプス王のエピソードが大本にあるようです。 もっともっと残酷にも描けたのでしょうけれど、始まりから終わりまで遊び心満載の演出が施されている。 それは今のこのご時世に鑑賞しても十分に古さを感じない構成になっていて、それがまた強烈なインパクトを与えてくれるんですね。 その力量たるや、全編モノクロの映画ではありますがラストに両方の目を抉ったピーターが抉られた目から血を流しながら、人通りのある歩道に出て行くシーンなど本当にシーン、シーンでは脳裏にこびり付くほどです。 タイミングが”変”な画の切り替わりなども多用され、何かをこの映画に見つけようとしてもついついはぐらかされるような印象さえ受ける。 今では稀にそういう映画もあると思いますが、この時代ではたぶん稀だったんじゃないだろうかと思います。 時代が早すぎたのですかね・・・。 まあ、でもこの映画の存在は明らかに邦画にある意味での切り込み口を生んだのではないかと思いますよ。 そういう意味でもこの映画の存在意義は高いのではないかなと漠然と思ったりする次第です。 まぁ、この頃の時代をそんなによく知るわけじゃないからあくまでも”漠然と”、なんですけどね(笑) そんなわけで面白いってわけではないのですが、時代背景なども垣間見えるところもありますし、いろいろな意味において観て損は無いと思います。 P.S. ちなみにホモ雑誌の薔薇族はこの映画から取ったとかなんとからしい。 ・理解不能度:★★☆☆☆ ・キ●ガイ度:★★☆☆☆ ・グロゴア度:★☆☆☆☆ ・下品汚物度:★★☆☆☆ ・おバカ様度:★★★☆☆ ・御エロ様度:★☆☆☆☆(ホの気がある人は★+2個くらいかな?) 【本作品、関連作品】
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