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zoom RSS 『ホドロフスキーのDUNE』を観てきました。

<<   作成日時 : 2014/06/26 00:08   >>

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85歳の超元気なジジイ




画像

<2014.6.25 ヒューマントラストシネマ有楽町 にて鑑賞。>
あらすじなどはシネマトゥデイより
チェック:『エル・トポ』などのアレハンドロ・ホドロフスキー監督の企画で中止となったSF大作について、貴重な資料や証言を交えて当時の裏側を明かすドキュメンタリー。ホドロフスキー監督本人のほかプロデューサーのミシェル・セイドゥーや監督のファンであるという『ドライヴ』などの監督ニコラス・ウィンディング・レフンなどが登場、デヴィッド・リンチが同原作で監督を務めた『砂の惑星』についての感想、また当時作られた美しいストーリーボード集の絵なども挿入する。幻となった『DUNE』をめぐるさまざまな秘話を、パワフルに語り尽くすホドロフスキー監督に引き込まれる。

ストーリー:『ホーリー・マウンテン』などの鬼才、アレハンドロ・ホドロフスキーが監督を予定していた『DUNE』は、スタッフにメビウスやH・R・ギーガー、キャストにサルバドール・ダリやミック・ジャガーといった人物が参加予定の斬新な企画だった。ところが製作は中止になってしまう。その一連の騒動を監督本人やプロデューサーのミシェル・セイドゥーらが語る。


ホドロフスキーと言えば摩訶不思議のキチガイ変態芸術ワールド。
そのホドロフスキーがデヴィッド・リンチよりも先に『DUNE』の実写映画化に向けてスタッフ、役者などの構想を練り、実際にオファーしまくっていよいよ制作開始・・・というところで頓挫してしまうわけですがその経緯等を関係者にインタビューし、当時描いた絵コンテ、デッサンなどを用い、時にはそれをアニメで動かしてみながら紹介する作品でした。

メインはホドロフスキー本人のインタビューなんですが、この撮影当時84歳!!!ものすっごい若いです!
髪の毛は白髪ではあるものの、この年齢にしては肌も綺麗でなんにせよ言葉がハキハキしている!まるで60歳前後くらいにしか見えませんでした。

その一方、つい先月(5/12)にお亡くなりになったH・Rギーガーなどは・・・まあ、彼も当時73歳くらいで年相応かもしれませんが、呂律がちょっとおかしく言葉が聞きにくかったところもありました。それに比べたらなんとまあ、元気なこと(笑)

ギーガーが出てきたのは『DUNE』のスタッフの1人としてオファーを受けたことへのインタビューだったのですね。
で、ホドロフスキーが面白いのはスタッフはもちろん、この映画の主要キャストに一癖ある文化人だったり、俳優でも一癖あるような人物に次々にオファーしまくるところですね。画家のダリに銀河帝国の皇帝としての役者でのオファー。しかも5分登場として1分10万ドルの破格のオファーをしたというからもうバカです(笑)
あとはミック・ジャガー、オーソン・ウェルズなんかにもオファーする時の様子なんかも語られていたりします。

そこまで熱心に企画を準備していたのに結局製作中止。それに追い打ちをかけるように自分が頓挫した『DUNE』をリンチが映画化し、それを観るのが怖くて怖くてしょうがなかったけれど、観てるうちに元気になってきた!その理由はあまりにも酷い駄作で見ていて逆に元気が出てきた!(笑)と大笑いしながら嬉しそうに話すホドロフスキー(笑)

そして、自分の手がけるつもりだった『DUNE』の大改編については花嫁衣裳に例え、花嫁衣裳をひん剥いて犯さなきゃ子供は作れない!それと同様に原作レイプをするのだ!と、満面の笑みで自信ありげに語るホドロフスキーを観てこいつ、やっぱり変態だと思う一方でこれでこそホドロフスキーだ!と思うと頼もしく思えてしょうがない。
デヴィッド・リンチのところに製作者が話を持っていき、リンチが作品を作ることになった時の絶望に満ちた時の気持ち、そして上記にも書いたように駄作で胸をなでおろした時の気持ち、そして『DUNE』への想いを語った時の気持ちとそのバイタリティが十分スクリーンからも伝わってくるからこちらまで嬉しくなってしまう。そして、改めて言います。これが本当に今年85歳になるお爺ちゃんかよと!!!

映画を見終えて。
ホドロフスキー版『DUNE』が実際に作られていたらかなり面白かったのだろうと思います。
何故、製作が頓挫したのかというと単純に製作費が集まらなかったからです(笑)
ハリウッドの色んな製作会社に企画を持ち込み、耳を傾けてくれるものの上映時間が12時間を予定してるとか、また監督がキチガイなので途中で撮影中止なんてことになれば大損害になるということでみんなこの映画に出資したがらなかったのです。
まあ、12時間はちょっとみんな見ないですよね・・・(苦笑)

そのように監督が楽しそうに練りに練った企画は誰もが面白そうと思ってくれて、声をかけるキャスト、スタッフはみんな喜んで参加意思を表明してくれて。

色々な映画はホドロフスキーの『DUNE』の影響を受けている!!
と、最後に説明しておりましたが韓○などが「○○の起源は○国ニダ!」というあれに通じるほど結構強引な結びつけもあったり(笑)、また明らかにホドロフスキーの『DUNE』の絵コンテが影響してるだろうというものもあったり。
『プロメテウス』はエイリアンの起源ってことを考えればギーガーも関係するわけで、まああれは明らかに影響受けてると言ってよいでしょう。
そんな感じでみんなあの元気すぎるお爺ちゃんが大好きなんですよ!もちろん、お客もね!(笑)


そして、エンドロールの最後にも予告で出てくる23年ぶりの新作映画、『リアリティのダンス』。
これは私が観た4つの彼の作品に通じるような色彩・そして世界が予告からでも垣間見ることができて今からもう待ち遠しくてしょうがない気持ちにさせられます。



・・・でも、★が9個なのはホドロフスキーと言えばストーリー度外視の不思議・キチガイ映像なわけです。
今回は裏話のドキュメンタリーとはいえ、もっともっと絵コンテから起こした映像をアニメでもいいので見せてほしかったです。もちろん、絵コンテをそのまま動かしたり、敢えてアニメにする箇所があったりとあったけれども何かしらの形で映像で見たかった”語られた”シーンが多かったです。
ホドロフスキー自身、最後に「自分が死んだ後に誰か映画化してほしい。アニメでもいいし作ってほしい!」みたいなことを言ってましたしね。
実写はともかくもう少しアニメでもいいのでホドロフスキーの世界観をビジュアルで見たかったです。
そこだけかな。ドキュメンタリーなのでしょうがないといえばしょうがないのですけれど、残念なところは。




・評価:★★★★★★★★★☆
     ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ (9)
・公式サイト


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映画館で見ました。 【私の感覚あらすじ】 ホドロフスキーさんが撮れなかったDUN ...続きを見る
うろうろ日記
2014/07/13 19:19

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