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zoom RSS 『思い出のマーニー』を観てきました。

<<   作成日時 : 2014/07/31 08:56   >>

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百合映画だと思っただろうが!




画像

<2014.7.28 イオンシネマ市川妙典 にて鑑賞。>
あらすじなどはシネマトゥデイより
チェック:『借りぐらしのアリエッティ』などの米林宏昌が監督を務め、ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を映画化したファンタジーアニメ。北海道を舞台に、苦悩を抱えて生きる12歳の少女杏奈と彼女同様深い悲しみを心に宿すミステリアスな少女マーニーとの出会いを描写する。『ジョーカーゲーム』などの高月彩良と『リトル・マエストラ』などの有村架純が声優を担当。主人公たちの目線で捉えた物語に心打たれる。

ストーリー:心を閉ざした少女杏奈は、ぜんそくの療養を目的に親戚が生活している海沿いの村にやって来た。そんなある日、彼女の前に誰もいない屋敷の青い窓に閉じ込められた、きれいなブロンドの少女マーニーが姿を見せる。その出会い以来、杏奈の身の回りでは立て続けに奇妙な出来事が起きるようになるが、それは二人だけの秘密だった。


ジブリの夏の新作アニメ!
でも、昨年の作品で引退宣言をした宮崎駿監督ではなく、『借り暮らしのアリエッティ』の米林監督による作品です。

公開日よりちょっと経って(10日くらい)から見たので、ざっとした感想なんかは耳に入ってきますが概してあまり評判がよくなかった。
まあでも、どんな映画でも観に行ってしまう僕なので観てきましたけどね。


で、感想ですが・・・良かったです。はい、素直に良かった。
去年の『風立ちぬ』だったり、『かぐや姫の物語』だったり、『コクリコ坂から』だったり、米林監督の前作『借りぐらしのアリエッティ』だったり、『崖の上のポニョ』だったり・・・ざっと、当ブログを書き始めてからのジブリ映画鑑賞作品を書きなぐってみましたが、それのどれよりも私は好きです。(『ゲド戦記』は言うまでもない)


けして、映画が百合っぽいからとかそ、そんなんじゃないよ!!
いやー、何度も女の子同士で抱きしめあって、頬を朱色に染めながら「あなたが大好き」なんて言い合う映画ではありますが・・・。
予告などだけ見たら「ああ、ジブリの百合映画か」なんて勘違いしてる人も多いとは思いますが、まぁ、よく考えればジブリがそんなどこぞの何とか委員会に叱られるような映画を作るわけもなく・・・(苦笑)

映画の頭からジブリらしくなく良かったです。
コミュ障で喘息持ちの主人公の女の子杏奈は心閉ざしてしまうのですが、養親も困り果てたこともあって夏休みの間住んでる札幌から北海道の海沿いの田舎に療養を兼ねて過ごすことに。

親戚のおじさん、おばさんは良い人だったんだけど、ちょっと節介焼きで人と絡むより孤独の方が好きな杏奈なのに、近所の女の子と夏祭りに行けと強制したりとやっぱり困ってた。
無理矢理夏祭りに同行させられた女の子は長身デブの女の子で、ついついお願いを書いた短冊を無神経に取り上げられ、読み上げられたこともあり「太っちょ豚!」と罵りせっかくのセッティングも台無しにしてしまう(笑)
太っちょ豚って・・・まるで、『キテレツ大百科』のミヨちゃんが言う「ブタゴリラさん」と同じくらい酷い(笑)
「豚」と「ゴリラ」って悪口の単語2つをくっつけただけで、子ども心にブラゴリラさんはねーよなwと思いながらあのアニメを見てましたが、あれと同じくらい酷いwデブをマイルドにした『太っちょ』だけでいいのに『豚』までくっつけて罵るという!!
(※このやり取りの時に重大な伏線を何気に置いていくのでこれから見る人は注目しておいてください)


まあ、太っちょ豚の子も確かに無神経だったかもしれないけど悪気は無かったし、何もそこまで言わんでも・・・とたぶん、映画を観てる客はみんなそう思ったわけです。
そして、杏奈への同情する気持ちも薄れてくる・・・でも、これがいい!!ここまで勝手に心閉ざして勝手にダークサイドに傾く女の子が主人公とかいいじゃないですか。ジブリらしくなくて(笑)

まあでも、向こう岸に見える謎の古びた洋館があり、その存在が気になり近寄る杏奈。
最初に行ったときは誰も住んでる様子がないのに、次に気になって近寄るとどうも人がいる気配がする。
そして、導かれるようにそこに住む金髪の少女、マーニーと出逢うことになる。

でも、最初に誰も住んでなく埃かぶってるような洋館だったのはわかってるので、どこか杏奈が幻覚を見てるのかな?という印象は最初の方でわかる。
洋館でマーニーと遊んでるはずだったのに、眠ってる杏奈がその辺のあぜ道で泥だらけで発見されたり。
ワープなんて出来るわけはないし、幻覚なのかそれとも霊による仕業なのか・・・。

まあでも、互いに会ってることは秘密というお約束なのでその辺のことを明かしてないのでしょう。誰も杏奈が道端で倒れていても疲れてるだけと思うだけで不思議がらない。

と、誰にも明かしてはならない2人の秘密のはずだったけれど、その廃墟と化してた洋館に引っ越してきた一家の小さい女の子、さやかが杏奈をマーニーと思いこむことからさやかにはマーニーのことを明かしてしまう。
どうしてマーニーのことを知ってるの?ということからも、知ってるなら明かしても・・・というところでしょうか。

途中から出てきた丸メガネの女の子、トトロのメイちゃんがメガネしてるだけのようなさやかちゃんですが、彼女の登場で一気に物語が核心へ迫ります。


その後は、伏せておきますが最初にも書いたようにここ数年・・・いや、劇場で観たジブリ映画(他には中学時代くらいに観た『魔女の宅急便』や大学時代くらいに観た『もののけ姫』も劇場で観た)の中では一番好きですね。
※ちなみに、一番好きなジブリ映画はビデオ、DVD、テレビ鑑賞の『天空の城ラピュタ』です。

別に百合映画臭いからというわけではないですが、主人公の女の子が根暗なこと。そして、育ての親が真の母ではないとグレるところ。そして、母親の勧めで一緒に夏祭りに出かけた豚ゴリラみたいな女の子を容赦なく傷つける言葉を投げつけたり・・・。
序盤だけ観れば「うわ、何この子・・・。最低じゃんw」と誰もが思うことでしょう。

でも、それがいいんです!

正統派でもう誰もが見たら真っ直ぐな主人公ってのがジブリ映画には多いと思うのですが、ここまで捻くれてる主人公は逆に私には好印象です。

こんな「そりゃ、おめえには友達なんかできないよw」って思うのだけれど、こんな子がどう成長するのか。どう変わっていくのか。杏奈にだけ見えるマーニーとは何者なのか?本当に霊なのか?

この辺りの物語の展開も悪くはないと思います。

今までのジブリ映画はテーマパークでも作れるかのようなファンタジー要素が多いのですが・・・まあ、これもファンタジー部分もありますが、それよりも雰囲気主体よりも人物のドラマ性がメインで本質を主人公が理解していくような謎解き要素もあり最後まで興味をもったまま鑑賞に臨めると思います。

宮崎監督のラスト作品の『風立ちぬ』もファンタジーよりも実世界の要素が強かった作品ではありますが、それでも挿入画、挿入歌のようにファンタジーなシーンが挟められていてそれがあまり物語の進行要素には深く繋がらず違和感ありましたが、本作の融合部分は見事だなと。

マーニー自身、映画の中では過去に実在した人物であるので彼女のことを知ってる人が年輩の方に多いのでそうした人たちの証言で全体像が作られていくところなどもよくあるドキュメンタリー映画のそれに似ていてよかったようにも思います。


ただ、物足りないところがあるとすれば杏奈の序盤の屑っぷりはもっともっと酷く演出してもよかったかもしれない。流石にバット持ちだして父親の頭を殴れというほどまでに凶暴にしなくてもいいが、もっともっと観客をドン引きにさせるほどのキャラクターでよかったようにも思います。
それだと、映画もヒットしないのでしょうがないかな(苦笑)

あと、マーニー役の有村架純ちゃんが声優下手だったように思う。



まあ、ジブリ映画ということで過去の宮崎映画を楽しむノリで見るとちょっと肩すかしを食らうかもしれませんが、そのような見方でなければある程度楽しめると思います。




・評価:★★★★★★★★★★
     ★★★★★★★☆☆☆ (17)
・公式サイト

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