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zoom RSS 今日も元気にカルト映画館〜第151回『オールド・ボーイ』

<<   作成日時 : 2014/07/06 09:55   >>

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U.S.A.リメイク版現在劇場公開中!




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あらすじなどはYahoo! より
解説: カルト的人気を誇る日本の同名漫画を原作に、『JSA』のパク・チャヌク監督が映画化したアクション・サスペンス。2004年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、韓国映画のパワーを見せつけた話題作。15年の理由なき監禁生活を強いられ、突如解放された男の復讐劇を描く。『シュリ』のチェ・ミンシクを主演に、『春の日は過ぎゆく』のユ・ジテ、『バタフライ』のカン・ヘジョンが共演。完成度の高さに注目したハリウッドメジャーによるリメイクも決定している。


あらすじ: ごく平凡な人生を送っていたオ・デス(チェ・ミンシク)はある日突然拉致され、気がつくと小さな監禁部屋にいた。理由も分からぬまま15年監禁され続け、突如解放される。復讐を誓うデスの元に現れた謎の男(ユ・ジテ)は、5日間で監禁の理由を解き明かせと命じるが……。



この映画大好きなんですよね。
韓流音楽とか、韓国ドラマってのは大嫌いですけれど(というか興味ない)、韓国映画ってもんは結構良作多いんですよね。
その中でも本作『オールド・ボーイ』は群を抜いてると思います。日本の漫画が原作らしいですが、未読でも十分食い入るように惹きつけられるものがある作品でした。

主人公の中年おっさんのオ・デスが突然拉致られて、その行き着く先はホテルの一室のような部屋。
ドアと窓は塞がれていて気を紛らすように窓には草原のような風景画が飾られていて、食事はドアの下部から差し入れられる。つまり監禁されることになるんですね。
変態に囲われる美少女でもなく、小汚いおっさんが監禁されるのです。特に危害を加えられるわけでもなく。
何故になんでしょね?

歳月を経れば髪の毛がボサボサになれば睡眠ガスを入れられ意識がなくなったところでいつの間にかサッパリされたり。テレビはあるものの、たぶん好きな番組が流れてるわけではなさそう。
まあ、家から出られないというだけで狂いたくなるものです。

そして、いきなり草原の中で箱詰めにされたまま解放される。
15年間の監禁生活の末にいきなり解放された理由と監禁を実行した犯人を捜し出すためにオ・デスは動くのです。

何故に長期間監禁の後に解放されたのか・・・?
この映画のテーマはずばり「復讐」。
パク・チャヌク監督は『復讐者に憐れみを』、『オールド・ボーイ』、『親切なクムジャさん』をずばり復讐3部作と名付けておりますがなるほどそのシリーズに相応しいほどの傑作だと思います。

その復讐というテーマを軸に韓国映画ならではの情念に色濃く強烈な印象さえ受ける迫力に満ちた演技。
大袈裟すぎるという意見もあるが、その冷めた視点さえもぶち破ればそれは素直に圧迫感さえも伴う感情として受けざるを得ない。
オ・デスの15年間住んでいた部屋は薄暗く陰気くさく、そして自由になった後に自分を匿ってくれた寿司屋の女の子の部屋でさえも底辺臭漂う蓄積された憂いを垣間見えてしまうようなところ。
全編にわたってこの淀んだ空気は観ているこちらまでどことなく不快にさせられる。
オ・デスが自分の監禁場所を探すために夜な夜な餃子を食べ歩くシーンもあるのだけれど、そこで無表情でもくもくと味を確かめるそのシーン1つでさえも、不快な気持ちは表れている。本当にパク・チュヌク監督の演出は丁寧にきめ細かい。

そして、その情念の表れはバイオレンス描写によって加速する。
容赦のない斬りつけ演出。そして依頼され監禁を仕切ってた者への歯を釘抜き付のトンカチで1本、1本抜いていく演出などなど。

ただでさえ普通のシーンでさえもチェ・ミンシクの演技は凄まじいのに遠慮なしのバイオレンスで鬼気迫るものを感じない人は誰もいないでしょう。

そしてオ・ジテと対照的に彼を監禁することを依頼した謎の男(ユ・ジテ)のクールながらにも殺気に満ちた演技も秀逸でこの謎の男がオ・ジテを15年間監禁する理由は何なのか?早くその理由を知りたく感じさせられることだろう。
そして、その男は誰でオ・ジテの人生にどうかかわってくるのだろう?ちなみにオ・ジテは全然心当たりがないから困ってしまうところではあるのだが。

そして映画を観てるうちにその「理由」は明らかになる。
それをどう受け止めるのか?
そもそもオ・ジテにアレを見られてしまうのが・・・謎の男の側にも問題あったんじゃないだろうか?
それでここまでするのか?時間と金をかけて?

大袈裟な演出、演技、設定。
原因は人によっては小さいことにも捉えられがちなことであるだけに、これらの過剰な演出に嫌悪感を感じる人もいると思う。
だからこそ思う。その手のヒトには残念だけれども作り手側が作りたいものを思いっきり作りこむ。
韓国の映画製作システムについては良く知らないけれど、日本の政策委員会方式などで色々な顔を窺いながら作らねばならないシステムだと制約がらみのことが多すぎて中々難しそうだ。まあ、「安心」してみることができる映画が多いのは日本で間違いはないのでしょうけれど。

そして、ラスト。
予想を越えた展開で、そしてその展開がなぜ15年の監禁をしたのか。どうして怨みがあるならすぐ殺さず監禁ののちに自由にさせたのか。などがわかってくる。
ちょっと強引なところもあるにせよ、それらを知ってオ・ジテの取る行動なども含めこの重苦しく救いようのない作品。「いい映画だけど後味悪い」と称されるだけのことはある作品。


個人的には本当に面白い作品だと思ってますが、これまた人を選びます。だからこそのこのカテゴリーでの紹介にさせていただきました。




追記:

まあ、この作品ずっと前に鑑賞していましてこの度USAリメイク版を劇場鑑賞するにあたり、スターチャンネルで放送していた本作を改めて鑑賞した次第なのです。
そうするとリメイク版でチェックしておくべきの箇所が色々見つかるのですが、


・監禁されていた建物で複数群れたチンピラと主人公が立ち回りするシーン。
・歯の拷問シーン
・匿ってくれた女が寿司屋ではない。
・解放された直後にとる行動の理由・説明があるか、ないか。
・ラストシーンの違い

などなど。
まあ、リメイク版を見た後でこれを書いてるので近いうちリメイク版の感想文も書きたいとは思いますが、結果からいうとあらゆる面でこの韓国版の方が良かったです。(まあ、リメイク版も悪くはないけど比べるとどうしてもね・・・)
ただ、最後の衝撃の事実がわかるまでのミスリードを取る演出はリメイク版の方がハマってたような気がします。
あまり書きすぎるとリメイク版の感想の時のネタがなくなるのでこの辺にしておきますが(笑)

ただ、1つだけネタバレ?(にもならないか)を言うと生きたタコを丸々齧り付くシーンは小汚さが投影されててよかったシーンなのでリメイク版でも欲しかったシーンではありました。





・暴力殴打度:★★★★★
・芸術ぽい度:★☆☆☆☆
・理解不能度:★★☆☆☆
・キ●ガイ度: ★★★★★  
・グロゴア度: ★★★☆☆
・下品汚物度:★★★☆☆  
・おバカ様度: ★★☆☆☆ 
・御エロ様度: ★★☆☆☆






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