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zoom RSS 『永い言い訳』を観てきました。

<<   作成日時 : 2016/11/11 16:45   >>

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<2016.10.23 TOHOシネマズららぽーと船橋 にて鑑賞。>
あらすじなどはシネマトゥデイより
チェック:『ディア・ドクター』などの西川美和が、直木賞候補となった自らの小説を映画化。『おくりびと』などの本木雅弘を主演に迎え、交通事故で妻が他界したものの悲しみを表せない小説家が、同じ事故で命を落とした妻の親友の遺族と交流を深める様子を映す。共演は、『悪人』などの深津絵里とミュージシャン兼俳優の竹原ピストル。繊細で鋭い心理描写に定評のある西川監督によるストーリー展開に注目。

ストーリー:人気小説家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)の妻で美容院を経営している夏子(深津絵里)は、バスの事故によりこの世を去ってしまう。しかし夫婦には愛情はなく、幸夫は悲しむことができない。そんなある日、幸夫は夏子の親友で旅行中の事故で共に命を落としたゆき(堀内敬子)の夫・大宮陽一(竹原ピストル)に会う。その後幸夫は、大宮の家に通い、幼い子供たちの面倒を見ることになる。



『ゆれる』もよかったが、西川監督は淡々としたその隙間に感情表現を載せるのが上手いような気がする。

この映画も主人公の幸夫くんも嫁には無関心で嫁が事故死してる時には浮気の真っ最中であったが、そんなクズ人間が嫁の友達の夫の大宮さんと触れ合ってるうちに人間らしさを表に出してくるようになってくる。

その大宮さんを演じるのは竹原ピストルと言う人で本業はミュージシャンらしい。色んなライブを見に行く私ではありますが、彼の音楽はCMソングのものを聞いたことがある程度しか知らず、だからこそパッと見で厳つい怖そうなおっさんだなぁくらいにしか思わなかった。
映画の中の大宮さんもそのイメージのまんまの登場で、でもその内面がすぐに伝わってくるようなキャラでそのキャラに幸夫くんも魅入ってしまうことになるわけです。

怖い(そうな)人が優しければそのギャップを作ることはたやすいけど、大宮さんは優しいというか実直で、でも不器用で良い意味で「馬鹿」なんです。


そんな馬鹿なところが好きだからこそ彼の子供たちも受け入れて、だんだん彼らが自分の生活の一部となっていくのですが、近い将来この関係が崩れる時がくることと幸夫くんも想定するんですけれど、その流れからのある「嫉妬」がもう女性みたいで(笑)

この綻びの描き方も実に上手い。
幸夫は本当に思ったその不安像を大宮さんにぶつけると大宮さんはそれを幸夫くんの期待と受け止めるが、幸夫君はそんなつもりではなかったし、心の準備もできてなかったしで荒れてしまう。
もちろん幸夫くんはホモとかゲイとかではないですが、男性でも持ち合わせる女性的な部分をそこで表にしてしまうことで自分自身を追い込んでしまったりする。

このような細かいところの表現が本当に上手い監督だなと思うのですよ。

もっと嫁(深津ちゃん)の存在が出てきてそこへの贖罪に苛まれるとかそういう映画かと思ったら、意外と早い段階で前を向いていた。この映画は。

でも前を向いているのに足を踏み出せない。
そんなことにモヤモヤを感じているあなたは是非、この映画を見てみましょう。

何か前に足を動かせる切っ掛けが得られるかも?です。






・評価:★★★★★★★★★★
     ★★★★★★★☆☆☆ (17)
・公式サイト 


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