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zoom RSS 今日も元気にカルト映画館〜第40回 『ウィッカーマン(1973年版)』

<<   作成日時 : 2007/11/06 08:59   >>

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結局、リメイクは観ないまま上映終わってしまったようだ。




画像


最近まで新宿トーアでこの映画のリメイク版が上映されていましたね。


あらすじはgooより
あらすじ
ハウイー警部(エドワード・ウッドワード)は行方不明の少女ローワンを捜しにスコットランドの孤島サマーアイル島にやって来た。夕方から酔っ払いが猥歌を大声で唄い、海岸では大勢の若者たちが乱交パーティー、その上、宿の娘ウィロー(ブリット・エクランド)は警部を誘惑、敬虔なクリスチャンである彼は煩悶の極致。ここではの島民たちの間で大地豊穰と男根崇拝が基本の原始宗教が信仰され、生活の隅々までに染み渡っているのだ。百年前にこの島に原始宗教を普及させた一族の末裔で統治者サマーアイル卿(クリストファー・リー)を訪問した警部は、強引にローワンの墓を掘り返す許可を取ったが、掘り起こした棺から出てきたのは、何と野兎の死体だった。直感的にローワンが生きていることを感じた警部は、彼女が翌日の豊作祈願の祭で生贄とされるのではないかと推測する。当日、動物の面をかぶり色とりどりの衣裳を身に纏った島民のパレードに、紛れ込んだ警部は、海の神に捧げる生贄となったローワンを助け出そうとするが・・・



英語字幕という購入元サイトの表記があったのに実際、買ってみると英語字幕なし。
なので、ちょっと悪戦苦闘しながらも一度観て、あらすじを手元に観て、また観てといった感じで短期間の間になんだかんだで3回も観てしまってるうちに好きになっていました。


これはもう観てすぐカルト臭が充満しているのがわかります。
正直、ホラー映画とか言われてるけどなんかホラーとはちょっと違うと思うんですよねぇ。

行方不明の少女を捜索にスコットランドの孤島にやってきた警部。
敬虔なクリスチャンでもある警部はまず、その怪しい宗教の島に上陸して色々なものに圧倒されます。バーでは平気で卑猥な歌を歌われ、外を見れば公然と野外セックスに勤しむカップルなどを見かける。

この映画が秀逸なのはクリスチャンで在るがゆえに、この島の住民の発言、行動が汚らわしく見えてしまうのです。一緒になって全裸になって踊れるような芸人根性でもあればここまで悩むこともなかったんでしょうけれど。

全裸で宿の娘に誘惑されたり、真っ昼間から少女たちが真っ裸で輪になって踊っていたりとこれは天国かなんていうけしからん島だ!と、警部はますます躍起になって少女を探そうとし、少女が生け贄にされようとしている儀式を突き止めるのだが・・・という話で、内容は至ってシンプル。

しかし、そこには宗教と言うものがどこか排他的で盲目なものでもあるかのようにアイロニカルな表現として描かれてもいる。

キリスト教という世界でも広く布教されている宗教であっても、この完全アウェイなエリアではそちらが異教徒になるわけで。

そして、この流れであれば「自分は間違っているのか?」と下手な脚本だと折れそうにさせそうなところではあるものの、頑なに信念を曲げずに描いているからこそこの島の人々に恐怖を感じられるように映えていて、中々気持ち悪いしそこがまた面白いところでもある。

動物の被り物をしてパレードをしたり、ハサミの間に頭を出したりする儀式などは不可解で不気味。しかし、それがこの世界(島)では常識。

自分の持ち合わせるモラルとの差異というものがこれほどまでに痛烈に刺激される作品というものも面白いものである。

自分がクリスチャンではなくても、この異文化・異宗教の施設、世界に飛び込んだ男の差異や悲劇というものは充分に伝わってくるしそうしたものの「恐怖」こそがこの作品の芯なのである。

自分の信念を曲げて、またはカメレオンのように柔軟に周囲の色に合わせることが出来る主人公であったらこんな傑作は出来なかったことであろう。

そして、そんな主人公であればあの映画史に残ると思われる悲劇なのに美しいラストシーンは誕生しなかったことであろう。

一言でまとめるならモラルの在り方」。
これについては色々考えさせられ奥が深い作品なのではないでしょうかと言えます。



さてさて、ニコラス・ケージ主演のこの映画のリメイク版はどうだったのでしょうか?
この作品が大好きなだけに気になりますが、上映期間を逃してしまったのでDVDに頼るしか無さそうです。
来年になるかもしれませんが、感想をご紹介できればしてみたいものですが、特筆すべきものでなければそのまま何も書かずにスルーするかもですね。

とりあえず、1973年版の本作は個人的にはオススメです・・・が、カルトといわれるくらいな作品なので観る人を選びますのでそこはご注意を。



・理解不能度:★★★☆☆   
・キ●ガイ度:★★★★☆ 
・グロゴア度:★☆☆☆☆
・下品汚物度:★★☆☆☆  
・おバカ様度:★★☆☆☆ 
・御エロ様度:★★★★☆


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