『隣の家の少女』を観た。:今日も元気にカルト映画館~第104回

輸入版DVD鑑賞:NTSC リージョン1




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あらすじなどはgooより
1958年、閑静な郊外の町での、ひと夏の出来事…。12歳の少年デイヴィッドの隣に住むチャンドラー一家に、ミーガンとスーザンのローリン姉妹が越してきた。凄惨な交通事故で両親を失い、孤児になってしまった二人は、伯母のルス・チャンドラーの元に身を寄せることになったのだ。デイヴィッドはミーガンと親しくなり、美しく可憐な彼女に恋心を抱き始める。だが、デイヴィッドは気づいてしまう。隣家で人知れず繰り広げられているのは、伯母による姉妹への、嫉妬と憎悪が入り混じった理不尽な暴力であることに…。ルスによる姉妹への仕打ちは、最初は言葉による罵倒のみだったが、徐々に肉体的な暴力へとエスカレート。やがてルスの息子たちや近所の少年たちさえもが姉妹への虐待に加わっていく。そして、ルスのもと拷問に加担する少年たちの中に、なんとデイヴィッドの姿もあった…。そのひと夏の出来事は、デイヴィッドのその後の人生から永遠に消えることのない、暗黒の闇となる。

バイオレンスと極限の恐怖を描くことでカルト的な人気を得ているホラー作家、ジャック・ケッチャム。60年代にアメリカを震撼させた実際の少女監禁事件を元に描かれ、1989年の刊行以来、アメリカ文学史上、最も残酷で恐ろしい小説と世界中で恐れられている「隣の家の少女」を、新鋭グレゴリー・M・ウィルソンが映画化。ホラーの巨匠スティーブン・キングをして“ダークサイド版「スタンド・バイ・ミー」”と評させた傑作小説の、恐怖と詩情が通奏低音のように滲み出る独特の雰囲気を、味わい深く映像化した。狂気の伯母ルスを演じるブランシェ・ベイカーは、往年のセクシー女優キャロル・ベイカーの娘であるというのも、映画ファンなら見逃せない。(作品資料より)[ 2010年3月13日公開 ]


これ、日本で公開されるのか・・・。
実は、去年か一昨年くらいに輸入版で購入して既に観たんですよね。
グロとかスプラッタとかそっち方面ではなく、 「子供がエグイ」と評判の作品だったので
結構、子供がエグイ映画とかよく観るんですよ。『ザ・チャイルド』とか。
けして、ダークサイド版だとか但し書きしなくてもいいから『スタンド・バイ・ミー』と並べないで!!と言いたくなるような陰惨な作品。

どのような話なのか・・・は、改めて説明するのもちょっと憚られるような内容。まあ、上記の引用のとおり。
でもちょっと書くと、ルスというババアの元で面倒みることになった姪の姉妹ミーガンとスーザン。
そこでルスの家族だけではなく、近所のガキらもこぞって集団でミーガンを嬲るという・・・。
で、ルスの息子たちってのも高校生とかのような大人の一歩手前とかそんなんじゃないんですよ。明らかに中学生以下。中には7、8歳くらいのガキまでいるというからどうしようもない。
また、このような話だと男のガキだけが彼女を痛みつけるのかと思われるかもしれないが、女の子まで虐めに参加させるという陰湿さ。
日本での女子高生コンクリート殺人事件を連想する人も少なくないと思いますが、いい年こいたおばさん1人が仕切ってやらせてるからどうしようもない。
全裸で吊るし、男児たちの道具にされ、またクリップ?を火であぶって「FUCK ME」と体に焼き文字を入れられ、そしてガスバーナーで・・・。

虐めなんてレベルを越えています。
肉体的に、精神的に1人の人間を徹底的に破壊していく様子が恐ろしい・・・。

最初は言葉などによる暴力だったりしますが、理由がわからないままミーガンはルスたち一家や近所のクソガキらによってたかって虐げられていくわけですね。
脚の悪い妹を庇って自分が虐げられ、さらに心の支えになっていた自分へ好意を寄せる男の子にまでルスの強制的な命令により無理矢理加担させられてしまうという。ただでさえ身体に障害を持つ無力な妹は何もできないままだ。

ただでさえ暗い自分の居場所の中での数少ない光さえも容赦なく奪われていく。
これほど惨いことがあるだろうか・・・。

色々な鬼畜映画を観たりもしますが、これは噂通りなるほど問題になる作品であると納得させられてしまいます。恐らくみんなそう思うはずです。

ああ・・・もちろん、映画なのでモロに性的なもの、暴力的な個所を見せることはありませんが、カット割りで連想させる作りでも十分その悲惨さは伝わります。

だからこそ、よくこんなもん映画館で流せるよな・・・と思うわけで。
アグネスが黙ってなさそうですけど、いいんですかね?
この作品が上映される、シアターN渋谷の料金表に高校生料金がありますが・・・。
当日料金 : 一般 1,800円(税込)
: 大学生 1,500円(税込)
: 高・シニア1,000円(税込

モロに見せるシーンがないからR-15でセーフなのですかね??上映ではカットが多数入るんですかね?よくわかりませんが。

そんなわけで、正直言うとガキの悪行映画は結構好物です。
子供なんかてんす天使なんかじゃないです。子供は無邪気だからこそ、善悪の判断がつかないことも多いから怖いんです。
そして、だからこそ興味深いし、”ある意味”で面白い
んですよ。
(”愉快”とか”笑える”とかの「面白い」じゃないんでくれぐれも誤解の無いように。興味深いという方の意味ですよ。
そして、この映画は基本的には子供の視点(ミーガンに恋をする男の子)が多いので、その常識的な心の持ち主の子と彼から見える周囲の人間の異常性。このような視点の違いも1つのも見所ですね。


冒頭の引用にもありますが、この事件は実際に起こった事件をモデルにしています。
主犯のババアはガートルード・バニシェフスキー(←「殺人博物館」さんよりリンク)という人らしいですが、この映画よりも実際の話の方がもっと救われないんですけど・・・。


その映画版。観終わった後、鬱な気持ちになることは必至。また、1つだけ言うと救いとかカタルシスが何とかとかそういうものをこの映画に求めてはなりません。
まあ、劇場に足を運ぶ理由は「こういう話(映画)があるんだ」という興味だけで充分だと思いますよ。
何かを感じることは多大にあっても、社会がなんとかとかそういう説教的な映画でもないですしね。
「”考え”させられました」って映画ではないですしね。


そんなわけで、今年1、2を争ことになるだろう後味の激悪な作品。
興味のある方は是非。



・評価:★★★★★★★★★★  
     ★★★★★★★☆☆☆ (17)
・公式サイト


・理解不能度:★★☆☆☆   
・キ●ガイ度 :★★★★★  
・グロゴア度 :★★☆☆☆
・下品汚物度:★★★☆☆  
・おバカ様度 :☆☆☆☆☆ 
・御エロ様度 :★★★☆☆



【本作品】(※国内版も出たようです。輸入版では英語力のなさで理解にかけてたところもあるかもしれないので、あとで借りて再度みてみたいと思います。)





【関連作品】 (原作者つながりとか似たような鬼畜作品とか子供が怖い作品とか)







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