『コリン LOVE OF THE DEAD』を観てきました。:今日も元気にカルト映画館~第115回

地震による鑑賞休止前の最後の鑑賞作品。




画像

<2011.3.9 ヒューマントラストシネマ渋谷 にて鑑賞。>
あらすじなどはgooより
製作費わずか45ポンドで作られ、その低予算とは思えない完成度の高さで国際マーケットで話題騒然となり、レインダンス映画祭最優秀マイクロ・バジェット映画賞をはじめ数々の映画祭で賞を獲得、新たなる才能の誕生として世界の映画界を震撼させたイギリス映画。ゾンビの発生による世紀末的世界を舞台に、ゾンビとなってしまった青年コリンの主観で、壊れゆく世界の中を微かに残る記憶をたどりながら、彼が恋人との思い出の場所を目指して彷徨する姿が切なくも哀しく、そして衝撃的に描かれていく。監督、製作、脚本、撮影、編集を一人で手がけるのは、圧倒的な演出力を評価され、すでにハリウッドからのオファーが殺到している注目の新鋭マーク・プライス。(作品資料より)

解説 - コリン LOVE OF THE DEAD
製作費わずか45ポンドながら、レインダンス映画祭最優秀マイクロ・バジェット映画賞をはじめ数々の映画祭で賞を獲得したパニック・ホラー。ゾンビになってしまった青年が、恋人との思い出の場所をたどる姿を切なく描く。監督は、本作が長編初監督となるマーク・プライス。出演は、LAMDA出身のアラステア・カートン。

あらすじ - コリン LOVE OF THE DEAD
世界中である日、死者が甦り、生きた人間を襲い始める。ロンドンの街はパニックになり、社会生活は完全に麻痺する。その信じられない状況のなか、青年コリン(アラステア・カートン)は、甦った死者に腕を噛まれてしまう。謎のウイルスが、血液によってコリンの全身に運ばれる。やがてコリンは底なしの倦怠感に襲われ、しだいに意識を失っていく。コリンは死に、そして甦った。コリンは朦朧とする意識のなか、思うようにならない体を引きずりながら、街へ出る。同時に猛烈な空腹感に襲われたコリンは気がつくと、他の死者といっしょに、生きた人間の肉を食べていた。コリンは、ある場所に行かなければならないという衝動に駆られ、その目的地に向かって一歩ずつ足を進める。そんな彼を、“ゾンビ狩り”を楽しんでいる人間たちが襲う。その恐怖と戦いながらコリンはやがて(ここから個人的判断で削除)


先に申しておきますと大地震以来映画館での鑑賞は1度もありません。
TOHO市川コルトンも一部再開していたり、会社の最寄ですとスバル座、銀座シネパトスなどでも上映は行っているのですが、足の心配だったり、魅力的な作品がなかったりで中々機会がないんですね。
でも、明日から市川妙典のワーナーが一部再開するということなので、さっそく何か見る予定でその前に書いてなかったものを残しておこうかと。(※注:3/27にこのページを公開してますが、書いていたのは3/25でした。そのつもりでお読みください)
ちなみに、この『コリン』が鑑賞休止前の最後の鑑賞作品てことになります。
まあ、そんなわけでさらっと書いてみます。

さて。mixiのサッカー関係の繋がりのある人とはよくスタジアムで顔を合わせたり、たまには一緒に観戦したりあるのですが、映画繋がりの人とはあまりお会いすることないんですね。
基本的に映画は1人で観るものという認識があるので。でも、この映画は、映画繋がりのマイミクさんと見てきました。まあ、見てほしいレアDVDをお渡しする目的もあって、そのついでにってことでもあるのですけれどね。

そんなこともあり、超久しぶりにヒューマントラストシネマ渋谷へ。確か前はこんな名前じゃなかったような気がする・・・。2006年の8月か9月かそこいらへんにこの映画館で『ゆれる』を観た時以来に来ました。


さて、45£(日本円で約6,000円てことになります)という金額で作られたという噂の映画ですが、それ絶対実費だけの話なんだろうなと。この映画に使った道具などは私物などを持ち寄っただけで予算から切り崩したわけではないんだろうなというのは、この作品を見た人なら全て思うことでしょう。

まあ、それでも低予算だろうなというのは随時垣間見えるものでしたけれどそれを考慮してもその超低予算を感じさせない作りで楽しめました。

超低予算映画と言えば『ブレアウィッチ・プロジェクト』だの『パラノーマル・アクテビティ』だのありますね。
個人的には前者はあまり好きじゃなく、後者は結構好きだったりします。
それは低予算ながらに「見せる」努力をしてる作品なんだからですね。

そういう意味ではこの『コリン』は大絶賛ですね。
ゾンビの特徴であるスローな動きながらも一般人を群れて襲ってパニックに陥れる。
血糊もいっぱい使い、ゾンビ映画で欠けてはならない”恐怖”というものを予算から損なうことは一切ない。

金額ばかり目にいってしまうが、もちろんそれでも十二分に見られるのはこの作品の脚本がしっかりしているからだ。

ゾンビってもんは思考を持たない。
この映画でもそのゾンビ像はちゃんと踏まえている。
しかし、そのゾンビ像をしっかりと確立しながらもその屍でしかないゾンビはあるところへ向かっていくんですね。

まあ、これについては邦題を考えた人にも色々言いたいこともあるけれど言及は控えましょうか。

一緒に行った方曰く「ゾンビの気持ちがわかる映画」とのこと。
そう。先ほども書いたようにゾンビの気持ちなんか存在しない。
でも、その気持ち・・・根底に残ってる微かな気持ちがあると信じたくなるような作品なんですね。
ゾンビを襲撃する人間などもいるだけにどっちが害な存在なのかと苦笑させられてしまうようなところもあるし。
そう思うと、ほんとゾンビ視点の良質作品ですね。

主人公がゾンビになる前からも描かれているだけに、このやりきれない終末感は本当に胸にくる。
世の中にあふれるゾンビ映画と比べると確かにチープ感は否めないけどこれはお薦めの一作だと思います。

見た日は水曜日いうことでこの劇場が\1,000デーだったこともありますが、通路に補助席を出してまで客を入れたというほどの盛況ぶり。
ほんとカルト人気の高さを窺える作品でしたが、納得の良作でした。




・評価:★★★★★★★★★★
     ★★★★★★★☆☆☆(17) 
・公式サイト


・理解不能度:★☆☆☆☆   
・キ●ガイ度 :☆☆☆☆☆  
・グロゴア度 :★★☆☆☆
・下品汚物度:★★☆☆☆  
・おバカ様度 :☆☆☆☆☆ 
・御エロ様度 :☆☆☆☆☆



【本作品】2011.10.20追記





【関連作品】









一人でもできる映画の撮り方一人でもできる映画の撮り方
西村 雄一郎

洋泉社 2003-04
売り上げランキング : 134453

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

ぱたた
2011年03月28日 15:31
『ブレアウィッチ・プロジェクト』は結婚前のデートで観て画面酔いした思い出が。
その点自宅で観た『パラノーマル・アクテビティ』は仕掛け具合が考えられ好感↑。
鶴岡まちなかキネマにいきなり「2」から上映なんです。
『コリン』も上映リクエスト出さねば!ですね。
追伸:低予算映画なら『エル・マリアッチ』が大好物です。
かつを
2011年04月12日 09:37
>ぱたたさん

ああああ、だいぶまえにコメント反映させたのにレスが遅くなりすみません!
『ブレア~』と言えば一昨日の深夜にみたNNNドキュメントの津波の映像が忘れられません。
『ブレア~』みたいにハンディで収めた恐怖を感じれる映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=_m8jLnOYzfg

これは怖い。

この記事へのトラックバック