Heart Beat(2011.J2第25節@栃木:勝ち点40)

栃木SC 2-1 FC東京


得点(栃)サビア、水沼 (東)鈴木達也


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ご存知のようにFC東京は誰がどうみてもJ1上位に食い込んでもおかしくはないほどの戦力が揃っている。
そして、こともあろうにJ2のライバルチームになる相手より次々と引き抜きを行うぬかりの無さ。
大分より高松を、横浜FCよりホベルトを、札幌から上里を、そして千葉からあの谷澤を引き抜いた。
怪我で今季の出場がほとんど無い選手でも平山や米本などを抱え、補強がなくてもJ1上位を狙えるレベルのチームが完全に武装を固めてJ2に挑んできたのが今季。

序盤こそ、期待の戦力がフィットしなかったり、監督の采配が上手く作用しなかったりで勝ち星をあげることが少なく、つまづいたもののJ2にも慣れてくると持ち味を十分に発揮し5/22の湘南戦より7/24の熊本戦まで11試合無敗・・・しかも、栃木見たいに10数試合無敗とは言っても引き分けばかりという内容ではなく、しっかりその無敗続きの中でも8勝も挙げていて結果も伴ってきている。

前節の草津戦もPKでの1-0とはいえ、草津をシュート4本に抑え、内容では草津を圧倒していた。
 

羽生、田邉、梶山、今野、徳永、控えにいる石川、権田などのように各年代代表の経験者を並べ(他にもいるかも。他に年代代表経験者の東京出場選手いたらごめんなさい)、ルーカス、谷澤、森重、中村のようにJリーグを知っていれば主力級の選手と誰もが知る選手もいる。

そして上記のような現在首位の結果を出しているFC東京。
3試合前に北九州に不覚にも敗戦し、連勝が途絶えたものの、その後2試合をキッチリと勝ってこの試合と入ってきているだけに当たり前だが容易に組める相手ではなかった。

栃木は5/22の愛媛戦での敗戦を最後に無敗記録を続けていたもののここ最近のFC東京のそれとは異なりその内訳は12試合で6勝6分。引き分けが多いイメージで前節、ロボの出場停止で迎えた横浜FC戦は試合内容的にも完敗でそして、この試合を迎えた。

ノブリンのコンサドーレが勢いを出してきて勝ち点37に上げてきている。
負ければ暫定5位のコンサドーレに勝ち点が並ばれてしまう。

そのプレッシャーを受けながらも小雨もチラつくグリスタにはアウェイサポも含め約9,500人の観衆が集まり、この上位決戦への期待を膨らませながらその時を待った。


そして、キックオフ。

前半早々東京はセットプレーのチャンスを得るもその直後に荒れたピッチで思うようなパスを通せない東京の隙を突いて小野寺がボールを奪取し、攻め上がるもパスを選択せずにシュートを放つ。しかし、シュートも思うようにヒットせずに力なくGK塩田に捕球される。
しかし、その数分後同じようにボランチの高橋からパウリーニョがボールを奪取し、駆け上がると右からロボ、左からサビアが駆け上がりブラジル人3人で東京ゴールに襲い掛かるとパウリーニョはフリーのサビアにボールを流し、サビアはそれを蹴り込むだけだった。こうして、1-0と栃木が先制点を挙げる。

それからというものの、予想通り東京の猛攻が始まる。

でも、GKの武田をはじめCBの大久保、渡部、SBの入江、赤井、そして他の選手。時にはFWのロボまで必死にボールに喰らいついていく。特にGKの武田の当り具合と大久保のカバーリングは秀逸で、東京の個人技に最後の防波堤となり防ぎきっていた。

後半になるとほとんど東京のワンサイドゲーム。

いつもバックスタンドのアウェイ寄りでマッタリ見ることが多い、私の家族なのですがこの日だけはさすがにホーム側に席を取ったのですが、そのホーム側にボールがほとんど来ない。
相手のシュートカウントが増える度に「耐えてくれ」と願うだけだった。

そして、後半半ばに投入された水沼宏太がスローインから入江、小野寺と針の穴を突くように狭いところを回して出したボールに宏太が反応し抜け出すと、利き足ではない左足を振りぬく。そのボールは豪快に左側のネットに突き刺さりゴール!2-0!!

歓喜に沸く栃木側応援席。一方、肩を落とすFC東京応援席。
満員近いスタジアムの両極端な光景にちょっとだけ痺れました。

そして、その後は東京の猛攻。
その猛攻の末にロスタイムに鈴木達也(たっちゃん)のゴールが決まり、そこで試合終了。

柏時代はたっちゃんのレプリカユニを作って着ていた母は遠くのサイドで決まったそのゴールを見て何か思っているかのようでした。


栃木サポの皆さんには申し訳ないが、正直勝つのは困難だと思ってるところはあった。
そして、試合展開もいつひっくり返されてもおかしくない展開だった。
内容だけならシュート数(栃木8-東京22)に表れるような展開だった。

しかし、勝ったのは栃木。結果が全てのこの世界。
素直に嬉しいし、感動した。

個々のレベルは正直、東京の方が全然上だと思う。もしかしたら柏レイソルよりも上かもしれない。
その相手を敵にして、その個人の能力を上回ろうと必死に泥臭くプレーし、集中を殆ど切らさずに戦った末に勝ち取った勝ち点3。
比べるのも何だけれども、前日に集中力切らしまくりの柏レイソルを見ていただけにこの栃木の集中力に感銘を受けた。

グリスタのピッチ(芝)は酷かった。正直、1999年の秋からこのグリスタに通っているが、こんなに酷い状態のグリスタを観るのは個人的には初めてのことだった。それくらい酷かった。
その中でパスを繋ぐ東京としてはやりにくかったところもあるとは思う。
しかし、条件は栃木も同じ。
素直にこの勝利を噛み締めてよいものだろうと思います。


こうして、首位の東京は抜けなかったものの勝ち点1に迫ることが出来、そして千葉を抜いて3位に浮上した。
また、先ほども書いたように札幌が急上昇を見せていて勝ち点37の5位に浮上してきている。
勝ち点41~37の勝ち点4の中に5チーム!

どのチームも油断できない状態で第25節は終了した。


なんだかんだいって、この試合で負けたとは言え内容では圧倒していたFC東京。
J2の1-5位のチームを生、テレビなどで見ていると昇格にいちばん近いチームは何だかんだ言っても東京だと思う。それくらいあらゆる物が備わっているチームだと思う。
しかし、この試合のように何があるのかわからないのもまたサッカーの醍醐味。

是非、栃木にはこの団子状態から1歩も2歩も抜け出てほしいと願うものの、振り落とされないように粘って死に物狂いで戦い続けて欲しいです。そう期待しています。





P.S.
FC東京といえば応援団のボス的存在なのはあの植田朝日さん。
植田さんのお店でもあるボンボネーラだっけ?その店は2005年にJFL時代の栃木SCのスポンサーになったことがある。
でも、1年でスポンサーを降りて、翌年にアルゼンチン4部のスポンサーになることに決めた。
その時に植田氏の書いていたブログがこれです
「かと言って、日本の地域リーグとかと契約するより,」・・・「~より」と比較の対象で書かれたのはそれまでにスポンサーやっていた栃木SCのことであると容易に想像できます。(まあ栃木は地域リーグの上のJFLでしたけどね)

攻められる時間が多くて不恰好だったかもしれませんが、栃木SCはFC東京に勝利しました。
どうです?あの頃に比べたら、栃木SCは少しは立派になったように見てくれたでしょうか?




更にP.S(二伸)

東京系のブログなどを何気に読んでみると入場の待機列や売店の混み具合などなどホスピタリティに対する不満がワンサカでてきてたみたいです。

私達一家は、混雑したグリスタでの試合・・・J2デビュー戦の岐阜戦だったり、柏戦だったり、PSMの浦和戦だったりを経験していたので入場は2時間前の16時(16:10だっけか?)。それよりも早く15:40くらいに並びに入れればいいかと。それでもテニスコート近辺までの列の並びで入場までは20~30分くらいかかったかと。
私の横に座った一家に1人遅れて青年が合流してたみたいなんですが、話を聞くと着いてから入場するまでに40~50分はかかったと言って嘆いていましたよ・・・。ホーム側でもそうなんですから。


震災の影響で入場口が仮設のものになってたり、そのせいで不便かけてるということもありますが、相手側にしてみたら「そんなこと知ったこっちゃねえ」ということなのかもしれません。
そうした不満の幾つかには同情してほしいところもありますが、不便なのは間違いではないですしね。なんせホーム側でも大混雑でしたから。
アプローチデッキも全部破損してるわけではないでしょうし、使えるところは使用してメインの客はそこから入れさせ、仮設入り口はG裏、バクスタ客のみに開放するとかね。(全部破損してたらごめんなさい)

ただでさえ、無料とはいえシャトルバスが1時間待ちがデフォとか言われるようなアクセスなわけですし、そういうところも含めて1万人を越えた試合だって何回か経験しているのですから、もっともっと上手い対応とかあると思うんですよ。お金:コストの問題とか色々あるのでしょうけれども。


まあ、これでも限られた中でクラブとしても一生懸命やられてるのはわかりますが、アウェイサポ・・・つまり事情を知らない客には一生懸命とかそういうのはどうでもいい話ですしね。
やっぱり運営についてもサッカーの試合同様に「結果」が全てなのかと思うんですよ。

いろいろと差し出がましいようなことを言ってすみません。
まあ、私も栃木の”サポ”ではなくもっとライトな立場で栃木を見てるということで客みたいな立場ですしね。
(トップページには”ファン”的な立場で栃木を観させてもらってると書いております)
生の栃木SCは1ヶ月に1回ペースでしか観ていませんし・・・。まあ、でもそんな客だからこそ言ってもいいですよね?もっともっと色々と工夫してほしいです。
やはり、同じ栃木県育ちの人間としてはそんなことで栃木に嫌なイメージを持たれるのは嫌なんです。
是非、ここは頑張ってほしいところです。このチームが、栃木県が好きだからこそ言わせてもらいました。

Jデビュー岐阜戦の時は公式にメールしたら次から改善してくれたんだよな。
またメールしておこうかな・・・。まああの時は改善要望出したのは自分だけじゃなかったとは思いますが。


ってことで。これはやっぱり、競馬場跡地に専用スタジアムの新スタ建設しかないですね。そうですね。






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この記事へのコメント

Miya Charlie
2011年08月26日 21:48
 2011J2第25節FC東京戦 @栃木グリーンスタジアムではピッチコンディションも悪く、Jでは異例の『不良』評価。 震災後の過密スケジュールは言い訳にならないでしょうがピッチの芝は8・28の天皇杯栃木予選決勝後の3週間、栃木SCがAWAYの間に養生する予定です。相手チームさんへは御迷惑だったと思います。 3・11の震災影響は意外と大きくメインスタジアムへの4本のブリッジはすべて被災し危険な状態。現在修復中で10月には開通して従来に戻るそうです。
かつを
2011年08月27日 01:21
こんばんわ。
ブリッジは全てダメージありましたか。それは大変失礼しました。でも、数日前の下野の報道では8月末に修理終了とありました。
http://www2.shimotsuke.co.jp/journal/politics/prefectural/news/20110823/593786

栃木の立場・環境ってものはよく知ってます。
でも相手側(東京)のブログなどを見るとお客として来てる人はそういうことを知りませんので疑問が多かったようです。いや、知っていてもそこで甘えていてはいけないように思うんですよね。
ちなみに篠さんも運営に苦言を呈していますしね。http://www.tochiyomi.com/shinosuta/?y=2011&m=08&logid=228
J1を目指すのであれば、今まで以上にもっと色々なところに目を向けていった方がいいです。
本文中にも書きましたが、私は栃木が大好きです。その栃木に来てもらったからには1人でも多くいい想いで帰ってほしいと思うんですよね。それだけに各種改善は強く希望しています。
(と、現在千葉県民の私が言うのもなんなんですが・・・)

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