今日も元気にカルト映画館~第118回 『顔のない眼』

古典名作




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あらすじ、解説はgooより
解説

今までの怪奇映画とは違い、新聞の三面記事的な事件の設定から、恐怖の本質をつこうとするもの。「白い少女」のジョルジュ・フランジュが、ジャン・ルドンの同名小説にもとづく、ボワロー・ナルスジャック、ジャン・ルドン、クロード・ソーテの共同脚本を監督した。台詞はピエール・ガスカル。撮影はオイゲン・シュフタン、音楽はモーリス・ジャール。出演は「掟(1959)」のピエール・ブラッスール、「旅路はるか」のアリダ・ヴァリ、「いとこ同志」のジュリエット・メニエルのほか、エディット・スコブら。製作指揮ピエール・ローラン。


あらすじ

パリに住む皮膚移植手術の権威ジェネシェ博士(ピエール・ブラッスール)には、自動車事故で顔をめちゃめちゃにされた娘クリスチアヌがあった。世間には娘は死んだと偽り、彼は助手のルイーズ(アリダ・ヴァリ)を使って若い娘を誘拐し、その顔の皮膚を娘に移植しようと努力していた。ルイーズも事故で傷ついた顔を博士に治してもらった女なので、彼の命令に従ったのである。皮膚移植の手術は失敗した。そして二人目にはスイス娘のエドナ(ジュリエット・メニエル)が誘拐されてきた。二度目の手術は成功したかにみえた。しかし日がたつと娘の顔の皮膚は腐ってくずれおちた。エドナは逃れようとして階上の窓から身を投げて死んだ。警察はひんぴんと若い娘が失踪するのを不思議に思い、万引の前科をもつ娘ポーレットを使って、おとり捜査をはじめた。クリスチアヌの許婚者であるジャックは、ある日自分の心を押さえられなくなったクリスチアヌが思わずかけた電話で、何か秘密が隠されていることに気づいていた。病院での博士の助手であるジャックは、警察に協力を申しでた。おとりのポーレットは、わざと博士の病院に入院した。そして案の定、退院と同時に彼女は、博士に誘拐された。


さて、天皇杯決勝のエントリー枠が昨年から準備されていたものでもあったので、本格的な今年最初のエントリーになりますのはこの映画紹介から。
実は昨年から下書きだけは書いていたのですけれど、新年実質一発目に持って行きたくて温めてました(笑)


私はあまりクラシカルな映画というものは見ないのです。
理由としては、やはり映像技術が進歩してきている今日。50年前の映画を観てもやはり残念に思うことが多いからです。この時代に今の技術があればな・・・と思うこともよくあります。

そういう意味では本作も確かに今の技術が介入できるところがあればもう少し変わった印象もあったのでしょう。
それでも、この時代で見せられることは工夫して見せてみて、それでもって脚本でその演出を最大限に盛り上げて映画を見る人たちの脳裏にいかにして強く残せるか・・・この作品はそういう意味においては大変よく出来ている作品に思います。

昨年公開された『コリン』でしたり、ヒットした『パラノーマル・アクテビティ』(2、3作目は面白くないが)だったりと。
限られた中でいかにしてアイディアで強いインパクトを残せるか。こういう工夫を凝らした映画というものは大好きだったりします。
そういう意味においてもこの作品は今でも鑑賞してみると何か気がつかせるものがあるような気がします。


後々に他の作品や漫画、小説などにも多大な影響を与えた作品でもありますが、この映画のメインにもなってる奇行に若い女性の顔の皮膚を剥ぎ取るというシーンがあります。

ここの演出が実に当時にしては見事で、またモノクロ映像という怪しさも手伝ってこの手術シーンでは今でもついつい戦慄を感じるようなシーンになっております。

話の筋はこのエントリーの冒頭の引用を参照してほしいのですが、そこにもあるように自分の不注意で愛する娘の顔を失わせてしまった父。
狂信的に女の子を騙すように誘い込み、1人1人手にかけていく様子は実におぞましく、そして凍りつかせる感情を見ている人に味あわせることが十分できているだけに、今でも様々な作品に影響を与えているエピソードの構築はもちろん、先ほども書いたようにビジュアル的にも完成されている証なのではないかなと思います。

ブルーレイDVDで先日リリースされたこの映画、モノクロの生みだすこの光と影の織りなす不気味な雰囲気は今までのメディア映像よりも明らかに鮮やかになっております。


カルト映画としてかなり有名な本作を年初めの実質一発目エントリーにさせていただきました。
昨年、このコーナーを4,5本しか更新できずに怠惰になってきた私です。その私が今だからこそ見てみる価値のある映画なんじゃないだろうかと自分自身に言い聞かせ、このタイミングで紹介させていただきました。


今年は最低でも月1ペース。
ですから1年で12回・・・もしくはそれ以上!更新できるように頑張りたいと思います!
このコーナーが楽しみでおこしいただいている皆さま、今年も見離さずに何卒よろしくお願いします!






・芸術ぽい度:★☆☆☆☆
・理解不能度:★☆☆☆☆
・キ●ガイ度: ★★★☆☆  
・グロゴア度: ★★☆☆☆
・下品汚物度:☆☆☆☆☆  
・おバカ様度: ☆☆☆☆☆ 
・御エロ様度: ☆☆☆☆☆





【本作品・関連作品】
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この記事へのコメント

ぱたた
2012年01月10日 12:28
かつをさんを知ったのはこのカルトの枠なのでずっと見てますよ。

最近レンタルご無沙汰なので近々本作探してみます。
かつを
2012年01月11日 09:08
>ぱたたさん

おはようございます。

ここに来る切っ掛けはなんとなくわかりましたw
マニアックな映画を扱ってる方のブログを何気にみたら、ぱたたさんがコメントされてるのを見て「ああ、マニアックな映画好きな方なんだなー」と思いましたw
確か女性のブロガーでレンタルや現在の販売取り扱いリンクまで丁寧に載せていた方のところだったと思います。
昔、結構みてたんですけど更新が滞ってる?あたりからちょっと見なくなってしまったんですが、復活とかされたのかな?されてたらまた見に行きたいですね。

その自分のようにやはり更新しなければここを切っ掛けに来てくれた人も離れてしまいますからね。
私のメインは元々サッカーとはいえ、もちろん映画も大切なカテゴリーです。
今まで以上に自分の価値観を出していけるブログにしていきたいと思います。

今年も宜しくお願いします。

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