今日も元気にカルト映画館~第127回『時計じかけのオレンジ』: ATB10(4)

これから文字数考えて「オールタイムベスト10」兼用の時はATB10と略します。なんかちょっとAKBみたいで気になるけど(苦笑)




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あらすじなどはgooより
解説 - 時計じかけのオレンジ

人々は生活を賭けた労働から解放され、衣食住の心配をすることがなくなった世の中。15歳のアレックス少年は、機械的に規則正しく過ぎてゆく毎日に退屈していた。完全に管理された未来社会で、あまりあるエネルギーをもてあそぶティーン・エイジャーの理由なき反抗を描く。製作・脚本・監督は「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック、原作は1962年に発表されたアンソニー・バージェスの同名小説。撮影はジョン・オルコット、音楽はウォルター・カーロス、編集はビル・バトラー、美術はラッセル・ハッグ、ピーター・シールズが各々担当。出演は「if もしも…」のマルコム・マクドウェル、パトリック・マギー、ウォーレン・クラーク、ジェームズ・マーカス、マッジ・ライアンなど。


あらすじ - 時計じかけのオレンジ(途中まで引用)
ロンドンの都市。秩序は乱れ、治安状態は悪化し、性道徳は退廃の極にあった。そして町には夜な夜な少年ギャングの群れが横行していた。これは、そんな少年のひとり、〈強姦と超暴力とベートーベン〉だけに生きがいを求めるアレックスの物語である。15歳のアレックス(マルコム・マクドウェル)を首領とするディム(ウォーレン・クラーク)とジョージー(ジェームズ・マーカス)の一味は、その夜も街で暴れ廻っていた。まず手始めとして、酒ビン片手に橋の下で酔いつぶれている1人の老いた浮浪者を、ステッキやコン棒で殴ったり蹴ったりして袋だたきにした。暴虐の限りをつくして爽快になったアレックスたちは、別の獲物を求めて去ってゆく。荒れはてたカジノの舞台では、ライバルの非行少年グループの一団が、1人の女性の衣服をはぎとり暴行しようとしていた。そこへアレックス一味が殴り込みをかけ、大乱闘のあげく、敵の首領に傷を負わせた。さらにアレックス一味は、スポーツカーを駆って突っ走る。やがて郊外の邸宅にやってきた彼らは、覆面をつけて、ずかずかと押し入り、暴力活動を開始した。主人の作家アレクサンダー(パトリック・マギー)の眼の前で奥さんの衣服を切り裂き、凌辱に及んだ。こうして一晩は終わり、アレックスは大好きなベートーベンの第九交響曲を聴きながら幸福な眠りにつくのだった。そんなある日、ささいなことから部下のディムとジョージーが反抗した。彼らは、猫をいっぱい飼っている老婆の家に押し入った時、アレックスを裏切り警察に売ってしまった。刑務所でのアレックスは、聖書を読む模範囚であった。その頃、政府は凶悪な犯罪者の人格を人工的に改造する治療法を行なうことになっていた。アレックスはその第1号に選ばれたのだ。それは特殊な覚醒剤を注射した上で衝撃的なフィルムを見せ、そのショックから生理的に暴力やセックスが耐えられないような肉体に改造するといった方法だった。連日にわたる治療の結果を公開実験するショウの日がやってきた。アレックスが舞台に上ると、1人の男が彼に乱暴を働いた。殴り返そうとしたアレックスに吐き気がもよおした。セックスに対しても、その上、音楽を聴いただけでも同様に激しい吐き気が襲った。おとなしい、無害な人間に変わった彼は釈放された。



amazonでDVD3枚\3,000のセールとかやってまして。
そこで2本未見の映画を選択して残り1本・・・。最近はDVDはあまり買わずBDばかり・・・特に輸入BD購入に久しぶりにハマってます。
面白いんですよ。BDってアメリカと規格が同じだからリージョンの心配なく見れます。だから日本で出たバトル・ロワイアル3D Blu-rayなんてamazonで6000円、ディスク1枚で。それをアメリカ版のBDだと4枚(特典映像を集めた1枚はリージョン1のDVDで普通では見れませんが)でアメリカからの送料込みで3000円弱で購入できるという!
・・・と、話が逸れそうですので戻しますが今、アメリカ、ドイツ、英国からBD取り寄せてます!
輸入BDだけであとで1つエントリーでまとめよっかな。

と、いうことで久しぶりにDVDを買ったわけですが、残り1本枠。
何にしようか迷ったんですけれど、レビューではちょっと画質などで良い評価がなかったけれど手元にDVDを置いておきたかった『時計じかけのオレンジ』を選択することに。

大好きな映画で、何度も見てる映画ではあるので手元においておくだけで後でも鑑賞はよかったのですけれど、ついついやはり手元にソフトがあると見てしまいます(笑)そんなわけで何度目かの鑑賞でした。


話は英国のDQN青年アレックスのお話。
アレックスは3人の仲間と夜な夜な暴れまわってて最初から橋の下で飲んだくれて酔っ払ってるホームレスを「雨に唄えば」を唄いながら楽しげにフルボッコにする。
敵対するDQNグループと乱闘になったり、郊外のリッチな家に乗り込んでその家の親父をボコった後で、その家の奥さんを犯すという・・・つか、見た目50前後の婆さんをよく15歳が犯す気になったなと唖然としてしまった(苦笑)婆専か?

と簡単に並べるだけでももう非常識でどうしようもない屑な糞ガキめらってのがわかると思うんです。
グループ内でも横暴なアレックスは仲間も相当煙たがってるようで、その性格が災いしある民家に入った後で出てくるところを仲間に袋叩きにされ、そのまま警察にパクられる羽目になるのです。

ここまではよくある映画の設定でも見かけることも多いと思うんです。
でも、ここからがこの映画の面白いところなんだろうと思います。

このアレックスは警察に捕まった後で刑務所にぶち込まれて他の囚人と揉めてカマ掘られるわけでもないし、かといってプリズンブレイクで逃げまくるわけでもありません。
そのいい子ぶって模範囚を装っていたアレックスに政府が人間改造プロジェクトを施すわけです。
薬を使ったり、ショッキングな映像を何度も何度も見せ付けてもう耐えられないような精神構造に仕立てようとしちゃうんです。瞼を器具で固定し、閉じさせないようにしてまで見せ付けて。(ちゃんと目が乾かないようにスポイトで水を垂らしてあげる気遣いもありますw)

こうして「政府も残酷だろ」と突っ込みを入れたくなるような仕打ちの末、アレックスの人間性を改善することに成功しちゃうんですね。

そうです。この映画の最大の醍醐味はここです!
トラウマの刷り込みをさせられたアレックスは善人・・・じゃないか、単に悪いことが出来なくなった人なんだけれど、その無害人と化したアレックスに過去に散々自分が悪さをしてきた相手からここぞとばかりに反撃を食らう。


「今までやってきたことのツケだ!自業自得!ざまーみろ!!!wwww」
と思うのか。
「もう人格改造プログラム施されて悪いことできねーんだから許してやってくれよ・・・。」
と思うのか。


凄く小さな背中に見えるアレックスを見てあなたはどちらの感想を持つのでしょうか?
きっと学校教材に使えますよ!この作品は!!!
小学生に見せてあげれば、きっと残忍なことはしない大人に成長してくれるんじゃないでしょうかね。
割とマジでそう思ったりします。はい。
そういうもんなんですよ?残酷な映像を子供の頃に見ると、そういうことは悪いことだって頭に埋め込まれることが多いんですよ。
子供の頃に動物や虫を飼ったこと無い人は大人になっても、動物などの命の感覚がつかめないとかあるじゃないですか。
そういうことですよ、回りくどく言うとね!!


まあ、そこまで思わせておきながらのあのラスト(笑)。
まぁ、どんなラストなのかは各自でご覧になってみてください!

というわけで本当に面白い傑作映画だと思います。
アレックスらがふざけて行なう犯罪行為などはモラル的にも問題あるので、見る人を選ぶ映画だとは思いますが・・・。
興味ある人は是非!



・暴力殴打度:★★★★☆
・芸術ぽい度:★★★☆☆
・理解不能度:★★☆☆☆
・キ●ガイ度: ★★★★☆  
・グロゴア度: ★★★☆☆
・下品汚物度:★★☆☆☆  
・おバカ様度: ★★☆☆☆ 
・御エロ様度: ★★☆☆☆







【本作品、関連作品】
※今回のリンクは全てBDですのでご注意。










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