今日も元気にカルト映画館~第132回『ヘルター・スケルター』

まあカルト映画ってよりもカルトな人物の映画って言った方が良いかも。




画像


あらすじなどはallcinema onlineより
1969年8月に起きた、美人女優シャロン・テート(当時、映画監督ロマン・ポランスキーの愛人であった)惨殺事件。担当弁護士ヴィンセント・ブリオシが事件の顛末を綴ったベストセラー・ノンフィクションをTVドラマ化。監督は「衝撃の告発!QBセブン」という傑作TVドラマをものにしていたT・グライスで、ここでもTVの枠を越えた骨太な演出を見せている。日本で公開されたものは、その2時間枠前・後編のドラマを劇場用に再編集したもの。早朝、邸を訪れた家政婦はシャロンを始め数人の死体を発見。捜査陣はすぐに近くの農場に住むチャールズ・マンソンとその一味を逮捕する。誰の目にも彼らが犯人でしかなかったが、証拠が挙がらず事態は膠着していた。だがマンソンの仲間をひとりひとり切り崩していく事で彼を有罪に持ち込もうとする作戦は成功、ついに事件の全貌が明らかにされる……。マンソンに扮したS・レイルズバックを始め“マンソン・ファミリー”の鬼気迫る芝居が強烈で、この事件の概要を知るにはもっともすぐれたテキストと言えよう。事件の重要な証拠である拳銃が警察のミスで紛失してしまうところなど、インサイド・ストーリーも興味深い。


チャールズ・マンソンを扱った映画ってのはたまに見ていたりしますが、この作品では主に彼を裁く裁判がメインになっているものでした。

さて、チャールズ・マンソンとは誰ぞや?という人もいるかもしれませんが、私が説明するよりもいつも拝見させていただいている殺人博物館のサイトを紹介させていただきます。
こちらをご覧になればわかりやすいと思います。あとは、本当に簡潔に書いてあるこちらのサイトなどもわかりやすいかもしれませんね。

この作品ではその有名な殺人者であるチャールズ・マンソンと彼を崇拝する囲い厨の組織に入る新参とその戸惑いとなどを彼を裁く裁判通じて浮き彫りにして見せてくれるわけですね。

・・・なんか、「囲い」とか「新参」とかネット用語を使ってるとニコ生を連想させてしまいますね(笑)

まあでも、一部の人を惹きつけるということにおいてはそれに通じるものはあると思います。

ビートルズの曲をまるで聖書のように教典にして、歪曲しそれで数々の殺人を繰り広げながら血で「Helter Skelter 」と書き残す。その中にあのシャロン・テート事件と呼ばれるものもあるわけですね。
裕福な白人を理不尽に殺しまくり、狂った信仰のもとに彼ら成りの道理を振りかざす。
マンソンは白人と黒人の戦争についてこの言葉”へルター・スケルター”を用いて熱く語るものなのだけれど、元々は螺旋状の滑り台のことらしいですね。
そこから解釈だの後付の連想、発想をくくりつけて混乱、狼狽などを当てはめてるとか。

なんとも都合のよい脳みそをしてるとしか思えません。
でもでも、宗教とか予言とかはそんなものなのかもしれませんね。よくよく考えると。

その結びつけを自由を盾にドラッグだセックスをそれこそ自由に繰り広げるヒッピーが変な方向に意識しはじめるとこうなってしまうのでしょう。

だから映画の中でも逮捕された彼に近い存在の女性たちは殺しを行なったことも悪びれることもないし、警察に対してもやけに堂々としている。肝心の教祖みたいな存在のマンソンは狡賢いので彼女らほど馬鹿にはおおっぴらにしていかない。

それでも、彼を見限る者が1人でも出るとそれが一気に崩れていくという。
映画の終盤のマンソンの発狂っぷりは自分自身への自信を汚されたことへの怒りに満ちていました。
最初は冷静だった彼も最後ではもう開き直ったように本性を剥き出しにするのですが、やはりそんな奴でも人間なんですね。

でも最後に州の法律が変わり、死刑ではなくなり終身刑になったというナレーションが流れ、最後にカメラ目線で向き合うマンソンのワンショットで映画は終るわけですが、なんとも「信仰」の不思議なところを垣間見るような作品だったようにも思います。

まあ、正直なところ全然面白い映画(というかアメリカではTVムービーであり、日本では劇場公開という形なのですが)では、無かったです

テレビ向けということもあり、死体は出てきますが、ちょっとの血を流して倒れてる程度で先ほどのリンク先のサイトにもあるように露骨なグロテスクなシーンはありませんし、裁判の様子は見ていて「こんなのを崇拝するなんて馬鹿じゃねえの」って思うだけで、けしてこの作品を観ているだけではマンソンに吸い込まれるようなところはなかったですね。
(まあ、そういう映画であっても困るわけですが)

もう少し、その導入部分が丁寧に描いてあればもっとこの作品を楽しめたのかもしれませんね。
ただ、アメリカでのオリジナルの作品は180分?くらいあるらしいので1時間くらいカットされてるわけで。
完全版ならそのあたりも克明に描かれているのかもしれませんね。
・・・見る機会はたぶん無さそうですが・・・。




・暴力殴打度:★☆☆☆☆
・芸術ぽい度:☆☆☆☆☆
・理解不能度:★☆☆☆☆
・キ●ガイ度: ★★★☆☆  
・グロゴア度: ☆☆☆☆☆
・下品汚物度:★☆☆☆☆  
・おバカ様度: ★☆☆☆☆ 
・御エロ様度: ★☆☆☆☆







【関連作品】







カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?
石井 裕之

三笠書房 2006-08
売り上げランキング : 38304

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック