今日も元気にカルト映画館~第148回『バクステール/ぼくを可愛がってください。』

文字数の都合でタイトルから外れましたが、邦題では「~ください。」の後に「さもないと何かが起こります。」と続きます。




画像

あらすじなどはallcinemaより(一部伏字修正)
 一人暮らしの老婦人のもとにプレゼントとして贈られたブルテリア犬のバクステールは、偏屈な老婦人が理解出来ず、ストレスが溜まってイライラしたあげく彼女を・・・・・・・。向かいの家に住む若い夫婦に貰われた彼は赤ん坊を殺そうとする・・・・・・、その後近所の少年に貰われてゆく。理想の飼い主にめぐり会えたと彼は思うが……。
 犬の視点から語られるブラック・ユーモアに満ちた秀作。不細工な顔だちのブルテリア犬の目を通して人の言動の裏に潜む闇や不可解なものを皮肉たっぷりに見据えた作品で、ディズニー・アニメに代表される安易な擬人化を排除した点を高く評価したい。淡々とした語り口が単調な印象を与えるが、少年に貰われてから展開は逆にその語り口が少年の持つ残酷さを強調し効果を上げている。


最近のペースを考えると奇跡のこのコーナー2日連続更新です(笑)

それはさておき、話は変わりますが実家の近所に住む従妹がいます。その家のマルチーズがよく実家に遊びに来ます。
その犬は本当に小さい時に従妹の家に来て、もう15年・・だから15歳くらいになるお婆ちゃん犬なのです。
小さい時から人間の環境で育ててるためか、言葉をわかると思うところもあるので、そのマルチーズを見ながら母や伯母は「ちゃんと人間の言葉がわかるのよ」とよく言うのですが、この作品を見ながらまずそれを思い出しました。



さて、映画ですが・・・ちょっと?ネタバレしてしまうかもしれません。
ちょっと程度にしますが、感想文の書き方の都合上、しょうがないというかですね。
ちょっと程度のネタバレが嫌な人は、ここで閉じていただいてすみません作品を観ていただいた後で私の感想文と照らし合わせてみてください。




そんなわけで、感想です。これは面白かったですね。
ネタバレ?になるのかわかりませんが、買主が3家庭でてくるのですが、それぞれ分けて感想を書きたいので先ほどちょっとネタバレと書いたわけです。だから「ちょっと」程度です(笑)

ジャケットには不細工なブルテリア犬が映っているので、ほのぼの映画だと思うじゃないですか。
でも、まず映画が始まって犬視点になると、低いおっさんの声でアテレコされてるところで、そのほのぼの期待の考えは一掃されてしまいます。

最初にあるお婆ちゃんの家にプレゼントとしてやってくるのですが、婆ちゃんが触りに来るだけで不機嫌そうな考えになったり・・・まあ、ここまではほのぼのワンコ映画でもあるかもしれませんね。
でも、このブルテリア犬のバクステールはこの婆ちゃんを殺そうという考えに至ってしまうんですよ・・・。
道を挟んだ反対側の家の若夫婦の奥さんが凄く可愛くて、夜の営みを行ってるところを反対側の家から覗き見して・・・まあ、もちろんその姿は見えないんですがシルエットで想像して興奮してるところに婆ちゃんが自分を呼んで邪魔するもんだから殺意が湧いてくるという(笑)

「(婆ちゃんに対して)忠告したからな。何回も忠告したからな、俺は。」とバクステールは頭の中で叫ぶんですよ。
犬の言葉なんか人間はわからねーって・・・。
さて、バクステールはお婆ちゃんを殺してしまうんでしょうか・・・?(詳しくは作品をご覧ください)

お話は3つの章に分かれてて、このお婆ちゃんの章が①とすれば、次に紹介するのが②章になります。

次の買主はその道を挟んだ反対側の若夫婦です。
本当に可愛い嫁さんなんですよ。そんな嫁さんが旦那とセックスしてるところ部屋に乱入して、裸のままの嫁さんに「こっち来て」と言われてよしよしなんてされたら、それは僕もその時だけはバクステールになりたいですよ。
可愛い嫁さんは自分(バクステール)を構ってくれるし、遊んでくれるし天国だったんだけれど、結局この家庭を離れることになるわけです。

そのきっかけはその嫁さんが妊娠、出産で赤ちゃんという新しい家族が出来てから。
典型的な構ってチャン(ただし若い女に限る)のバクステールは、だんだん自分が構ってもらえなくて・・・そう。
ここまでお読みの人は想像できたでしょうね。①章で婆ちゃんに簡単に殺意を持ったバクステールですもの。
この赤ちゃんを事故に見せかけて殺すことにするんですな。
ちゃんと赤ちゃんが事故ったところを自分が吠えて、若夫婦に知らせて自分は精一杯頑張って助けようとしたアピールまで考えての殺害計画!!!
本当にこの不細工犬、おっかねーっす。怖い怖い・・・。洒落にならんです。
①章同様にさて、バクステールは赤ちゃんを殺してしまうんでしょうか・・・?(詳しくは作品をご覧ください)

最後が③章になるのですが、そのタイトルで「やっと自分と同じ考えの人に出会った」だったかな?
そんなようなタイトルで始まる③章。

次の買主は10歳くらいの息子がいるアラフォー夫婦くらいの家庭。
そして、主な世話係はその息子になるわけですが・・・、こいつの親だったらその息子の将来が不安になるくらいに残虐性を持ち合わせてるような子なんですわ(苦笑)

ここでももちろん事件を起こしてしまうバクステールなんですけれども、ここはあまり触れない方がいいかな。
でも、過去の2家庭よりもどこも主人との息がピッタリ合う関係ではあり、そういう意味では今までで一番幸せな家庭に入ったのかもしれません。

でも、屑な息子さんの考えとバクステールの考えもやがて相反するところが出てきて今回もまたも良い関係のまま終わることが出来なかったってところでしょうかね。

最後まで見たザックリとした感想ですが、切なかったですかね。
①章、②章の流れだと切ないなんて感想は持たなかったのでしょうけれど、最後の最後にバクステールと同等レベルの屑キャラを登場させることでどうも感情の持って生き方が作り手の策にハマってしまったようでちょっとだけ苦々しいのですが、でもやっぱりそういう感想がまず出てきちゃうんですよね。

まあ、間違いなくバクステールくんはアニマル映画史上最悪の最低・屑の主役です。

動物視点の映画ってのはたまに存在していますけれども、ここまで屑な性格の動物なんてのは”主人公”では知りません。(敵役なんてのでは屑動物がいたこともありますが)


この後味の悪さといい、その斬新さといい私はかなりこの作品好きですね。
劇場未公開作品ですし、知ってる人なんてのも殆どいない映画だと思いますが、変わった映画が好きな方。
是非、一度鑑賞されてみてはいかがでしょうか?




p.s.
ここんところ劇場公開感想文をそのままこのコーナーなどにも使ったりして、ちょっと強引なところもありましたがようやくマニアックな映画を久しぶりに紹介できたような気がします。
昨年はグダグダだったので今年は頑張って紹介していきたいと思います!よろしくお願いします。




・暴力殴打度:★★☆☆☆
・芸術ぽい度:★☆☆☆☆
・理解不能度:★★☆☆☆
・キ●ガイ度: ★★★☆☆  
・グロゴア度: ★☆☆☆☆
・下品汚物度:★★☆☆☆  
・おバカ様度: ★☆☆☆☆ 
・御エロ様度: ★☆☆☆☆








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