起妙的・2006年ベスト映画20選

昨日のワーストとは逆に今日はベスト20をお送りします。





*基本的には★5個がメインですが、一部★4個より選ぶものもあります。
*上記に追記になりますが、\1,800~\1,200くらいまでの評価が中心になると思います。
*通ぶってミニシアターばっかりとかは選ぶことはなく、素直に自分が楽しめたものを中心に紹介します。
*もちろん、個人的な評価です。だから、こういう総括の時にコメント欄で反論されても困るかも。このbest評価に何か我慢ならないという人はトラックバックにてお願いしまーす。そのトラバに関しては承認の方向で行きますので。

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ベスト20位
:『プロデューサーズ』


上映時間 134分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (SPE)
初公開年月 2006/04/08
ジャンル ミュージカル/コメディ
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「ミュージカル映画ってどこか苦手なところがあるのですが、これについては全然そんなことがなかった。観終えた後、誰もが幸せになれるような映画でしたね。ユマ・サーマンがとっても魅力的でしたね。」

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ベスト19位
:『ただ、君を愛してる』


上映時間 116分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (東映)
初公開年月 2006/10/28
ジャンル ロマンス
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「糞映画だと思ったら、見事にハマリましたね。まぁ、難病もんといいベタなのかもしれませんが、とにかく画が綺麗。森の中も美しい。撮影が光った1作でした。あと、ベタながらも宮崎あおいも味が出てる。」

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ベスト18位
:『クラッシュ』


上映時間 112分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ムービーアイ)
初公開年月 2006/02/11
ジャンル ドラマ/犯罪
映倫 PG-12
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「05年のオスカー作品賞を受賞した作品。なのに、なんかオスカー狙います!みたいな空気が無いのがよい。些細なことで思ってることとは逆のことをしたりしてしまう、人間というものが克明に描かれていた。そこには人種問題などがベースに敷いてあるもの、アメリカの抱える人々の内心、環境というものが描かれているのではないでしょうか。アメリカ人ならより高い評価になるのも何となく納得できました。」

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ベスト17位
:『007/カジノ・ロワイヤル』


上映時間 144分
製作国 アメリカ/イギリス
公開情報 劇場公開 (ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2006/12/01
ジャンル アクション/サスペンス/アドベンチャー
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「144分ですか・・・あっと言う間でした。娯楽大作としては近年稀に見る秀作だったと思います。007シリーズに疎い私でも007ビギニングに相当する作品なので何の違和感も無く楽しめました。」

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ベスト16位
:『嫌われ松子の一生』


上映時間 130分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (東宝)
初公開年月 2006/05/27
ジャンル コメディ/ドラマ/ロマンス
映倫 PG-12
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「原作は雰囲気が随分と違うらしいですが、中島監督の手法でカラフルでポップな映画に仕上がりました。それでもって切なく、ほんわか暖かく。いい映画でしたよ。」

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ベスト15位
:『ユア・マイ・サンシャイン』


上映時間 122分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開 (東芝エンタテインメント)
初公開年月 2006/11/03
ジャンル ロマンス
映倫 R-15
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「不細工男とブスのみっともないラブストーリー。でも、ここでのみっともないってのは褒め言葉だと思ってください。みっともなく、縋り付くような恋愛ドラマが見れて中々楽しめました。あと、韓国映画のお約束が打破された点が◎。」

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ベスト14位
:『カポーティ』


上映時間 114分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (SPE)
初公開年月 2006/09/30
ジャンル ドラマ/伝記/犯罪
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「最初は主役が喋り方とかネチネチしてて嫌な映画だなと思っていたんですが、その天才の苦悩、エゴ、人間性が主演のシーモアの好演によってスクリーン通じて濃厚に伝わってくる。派手なシーンとかは無いのですが、いい映画です。」

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ベスト13位
:『サンキュー・スモーキング』


上映時間 93分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (FOX)
初公開年月 2006/10/14
ジャンル ドラマ/コメディ
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「この映画は面白かった。饒舌に世間的に煙たがられるタバコをアピールし、巧くやりこめていくスピーチが面白かった。ただし、ラストの言葉ってのはそれまでに脳裏に残るような言葉のおさらいだったし、罠にハマる流れもわかりきってるようなものでちょっと安易だったかなと。それが無ければ本年No.1に推してもいいくらいの映画で、惜しいという印象。」

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ベスト12位
:『あおげば尊し』


上映時間 82分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (テンプリント=スローラーナー)
初公開年月 2006/01/21
ジャンル ドラマ
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「主演がタレントのテリー伊藤だし、出来もそれほど・・・と思われたもののこれが意外と良い。静かに淡々と人が死ぬということを生徒に伝えていくまでの流れがよい。そして、病人役の加藤武の演技が印象に残る。」

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ベスト11位
:『僕が9歳だったころ』


上映時間 105分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開 (コムストック=ツイン)
初公開年月 2006/02/04
ジャンル ドラマ
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「これは掘り出し物の映画でした。子供の微妙にぶれる気持ちをよく描けていたと思います。」

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ベスト10位
:『DEATH NOTE デスノート the Last name』


上映時間 140分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (ワーナー)
初公開年月 2006/11/03
ジャンル サスペンス/ホラー/犯罪
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「6月の前編の続きで後編に値する作品です。原作未読ですが、前作の痺れる、高揚させるラストから待ち遠しかったのですが、前作を凌駕する出来に仕上がっていました。前作では原作愛読者もケチをつける人が多かったのですが、後編では一変、絶賛の嵐でした。140分もある映画なのですが、Lのプロファイリングに始まりこれほどの心理戦の駆け引きは邦画に誇っていいほどの出来であると思います。あと、これは後編なので当たり前ですが「前編」観てないと楽しめないっすよ・・・。」

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ベスト9位
:『ジャーヘッド』


上映時間 123分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (UIP)
初公開年月 2006/02/11
ジャンル ドラマ/戦争/コメディ
映倫 R-15
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「拍子抜けしたところも含めて、なんか『プラトーン』や『父親たちの星条旗』とは違う方面でヤケにリアルな戦争映画でした。平和を訴えるにはいかに戦争が虚しいかをアピールする方が心に凍みるね。」

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ベスト8位
:『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』


上映時間 122分
製作国 アメリカ/フランス
公開情報 劇場公開 (アスミック・エース)
初公開年月 2006/03/11
ジャンル ドラマ
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「友情を抱えて友との約束を守ろうと、彼の故郷へ遺体を埋葬するために旅をするカウボーイ。その旅の終焉が見えた時の虚無感はこの上ないものがあった。観ている方もダメージを受ける。辛い映画だねぇ。」

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ベスト7位
:『トゥモロー・ワールド』


上映時間 109分
製作国 アメリカ/イギリス
公開情報 劇場公開 (東宝東和)
初公開年月 2006/11/18
ジャンル SF/サスペンス/ドラマ
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「これは賛否ある作品ですけど、私は好きです。このような近未来物であると、活劇物を求める人も多いと思うのですが、逃げるだけでいいんです。巨大組織と対等に戦えちゃったらそれこそいくら架空の話でもより感情は入り込みにくくなります。だから、追っ手から逃げる。それだけでいいんです!ただ、せっかく匿ってくれた家のおっさんが逃がしてくれたんだから殺されるのを見届けるまで観てないで早く逃げな!とは思った。」

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ベスト6位
:『硫黄島からの手紙』


上映時間 141分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ワーナー)
初公開年月 2006/12/09
ジャンル ドラマ/戦争
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「あざとく泣かそうという映画ではない。比較的現在人に近い視点を持つ二宮演じる"西郷"という青年兵士の目を通じて、この時代の日本軍が、戦争がどう見えるのか。感動した、泣けただけで済ませられる映画ではないと思います(もちろん、それだけでもいいんだけどもね)。それ以上のものを感じられればよい映画なのではないでしょうか。」

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ベスト5位
:『フラガール』


上映時間 120分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (シネカノン)
初公開年月 2006/09/23
ジャンル ドラマ
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「いわきの炭鉱町の復興策で発案された常磐ハワイアンセンター。ここの少女たちの奮闘記を描いた作品で、時代考察、背景などしっかり描いている良作であると思います。しかし、今、売れているコメディアンのしずちゃんを無理矢理起用したせいか、演技力の無さで彼女のシーンだけどこかポッカリ浮いてしまうのが惜しい。その他に関してはパーフェクトに近いです。」

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ベスト4位
:『ホテル・ルワンダ』


上映時間 122分
製作国 イギリス/イタリア/南アフリカ
公開情報 劇場公開 (メディア・スーツ=インターフィルム)
初公開年月 2006/01/14
ジャンル ドラマ/サスペンス/戦争
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「これは映画関係のブロガーが2006年の10本を選ぶとすればほぼランクインされるような映画とも言えます。アフリカのルワンダの地における民族紛争に対し、味方が一人もいないホテル支配人が虐殺から大量の人民を救う話です。社会派ドラマではあるものの、段階を踏んで見せて行くので引き込む要素は十二分にある。もちろんメッセージ性も高いので多くの人に観て欲しい作品だと思います。」

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ベスト3位
:『タイヨウのうた』


上映時間 119分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (松竹)
初公開年月 2006/06/17
ジャンル ロマンス
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「正直に言うとシーンの1つ1つを覚えている数は1、2位の作品よりもこの作品の方が多い。そして、上位の3つはどれもこれも甲乙付けがたい大好きな作品です。映像、役者、脚本、演出とどれも高レベルで、観る者は必ず惹きつける映画だと思う。でも、何故に3位なのかはやっぱり、ファーストインプレッションではそれほどずっと記憶に残るとは思ってなかったことと、難病物ということで本の筋書きは想像しやすいということもある。ただし、そう書くと誤解を受けそうだが、この映画は難病でのお涙頂戴映画に仕上がっていないのだ。難病によって命のリミットが設定されてしまった少女が青春を、人生を歌に乗せて謳歌する姿がメインなのです。鎌倉の海岸、朝焼けに染まる町並みの風景。どれもこれも印象深い。お涙頂戴ものだと思って舐めてかかると痛い目に遇うような映画で、万人に広く薦めたい作品です。ただし、注意いただきたいのはドラマ版(沢尻エリカ、山田孝之主演)の『タイヨウのうた』は、登場人物名と名前を借りた全くの別物です。映画を先に観ていただけにドラマ版作品内容、曲と萎えさせる要素満載でした。あれでもって、"あれの映画版じゃ見る気しない"なんてことは言わないようにお願いしたいです。本当にいい作品なんですから。」

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ベスト2位
:『ゆれる』


上映時間 119分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (シネカノン)
初公開年月 2006/07/08
ジャンル ドラマ/サスペンス/ミステリー
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「これはいい作品です。演出、脚本、撮影、役者、音楽と完璧に近いです。これほど役者が一人一人隙なくその役に向かい合い、映画としての虚構としてスクリーンに映ることなく、実際にそこにいるかのような迫真の演技で魅せてくれる。」

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ベスト1位
:『イノセント・ボイス~12歳の戦場~』


上映時間 112分
製作国 メキシコ
公開情報 劇場公開 (アルバトロス・フィルム)
初公開年月 2006/01/21
ジャンル ドラマ/戦争
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「実は、劇場映画レビュー、まとめて映画評と合わせて何本も書いてきましたが、\1,800と満点を出したのはこの作品しかありません。(ちなみに『ゆれる』は\1,700)内戦の中で生きる子供たち。ただ純粋に笑いたいだけなのに、横を向けば銃弾が飛び交うその環境では心から笑うことすら許されない。淡い恋心を募らせたり、友情を深めたり。ごくごく普通の風景を演じたいだけなのに、それが出来ない。それが戦争というものだ。子供の視点から語られる話はそれだけに酷なまでに映画を観ている人に常に訴えかける。この評価を持ってもしかしたら映画を観てくれる方がいるかもしれないので、ネタバレはしませんが、"屋根の上"と"河原で膝をつかされて"のシーンが強く印象に残ります。凄く重い映画です。しかし、重いと受け止めれば受け止めるだけ色々な現実を知り、考えさせてくれることになっているわけです。子供は純粋。その純粋な目から見る地獄。哀しい現実が世界のどこかに存在している。単純だけど、それだけでも知るだけでも価値がある映画だと思います。文句なしに2006年度公開映画の第一位に推します。」

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総括:
>邦画と韓国映画が多くなってますが、けして洋画マンセー人間ではありません。
と、昨日書きましたが、これで少しは信じてもらえましたでしょうか?
個人的には「洋画すっげ!邦画糞!」と決め付ける人間にはなりたくないんです。
映画は映画。国籍、監督役者関係なく真っ直ぐ観て決めれなくてはなりません。
原作読まないと補完できないような映画は映画じゃない。
そういう意味では原作のない映画はもちろん、原作のある映画でも良い脚色が施せていて、映画単体で観て楽しめる作品ばかり挙げさせてもらいました。
そして、1~3位はどれも自信を持って勧めることが出来る作品たちです。
正直、こうして挙げた中ではDVDを買いたいと思うのは『タイヨウのうた』だけなので、「これが実質1位か?」と悩んでみたりしました。
それくらいなのでどれも素晴らしい作品だと思います。

この冬休みに「何かDVD借りるかな~?」「何か映画観てくるかな~?」という方に少しでも参考になれば幸いです。


明日は、邦画限定で起妙的アワード?をアップしてみます。
どの映画のどの役者、監督等が良いと思ったのかを挙げさせてもらいたいと思います。
2006年度の映画の総括はとりあえず、明日で最後になります。
どうぞ、映画が好きな方は年内は明日までお付き合いくださると幸いです。

宜しくお願いします。

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