『ロボット(完全版)』:今日も元気にカルト映画館~第133回

竹内力とゆづか姫




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<2012.7.22 ワーナーマイカル市川妙典 にて鑑賞。>
あらすじなどはシネマトピックオンラインより
現在、全国公開中のラジニカーント主演映画『ロボット』の大ヒット御礼&全国の熱烈ファンの声に応えて、上映時間2時間57分の『ロボット』完全版を上映することが決定した。

『ロボット』は、インド映画史上最高の製作費37億円を費やし、興行収入100億円を超えるインド映画史上最高のメガヒットを記録。人間の心を持ったロボットが人間の女性に恋をするも、失恋の果てに大暴走し、冷酷なターミネーターと化したロボットと人間とが壮絶な戦いを繰り広げるアクション超大作。

インド映画と言えば上映時間が3時間を超えるのは当たり前だが、『ムトゥ踊るマハラジャ』以来、約14年ぶりとなるインド映画の久々の日本公開にあたり、2時間57分あるインド版『ロボット』を配給元であるアンプラグドが139分に特別編集し、日本版『ロボット』として全国規模での公開が実現した。そのような経緯をもつ『ロボット』が、5/12(土)より全国28館で公開し、当初の目標興行収入6,000万円を超えることは確実で、最終目標として1億円を視野に入れ、同規模で大ヒットを記録した『キック・アス』『宇宙人ポール』に続く勢いをみせている。

 日本版『ロボット』の日本公開発表当時より、インド映画ファンからは完全版での公開を希望する声が多数寄せられており、配給元も日本版公開とともに完全版の全国公開を実現させるべく、『ロボット』公式サイト上で完全版の公開劇場を募集するという前代未聞のプロモーション展開する等の動きをみせていた。それが、今回の大ヒットを受けて、まずは渋谷TOEIから先行するかたちで2週間限定の完全版公開が決定した。今後は、日本版、完全版ともに全国順次公開を予定している。

 新たに追加された38分の最大の見所は、なんといっても世界遺産マチュピチュでの豪華絢爛、奇想天外なダンスシーン。前後のストーリーに全く関係なく突如はじまるマチュピチュのダンスシーンは、スタッフ&キャストあわせて総勢100名以上のインド人がペルーに乗り込み、マチュピチュの高地まで重たい撮影機材を手持ちで運び、本物の世界遺産で踊りまくるという、まさにこの映画のコピーである“ワケわからんが面白い”にふさわしいトンデモないシーンとなっている。ほかにも、奇跡の白砂漠といわれるブラジルのレンソイス・マラニャンセス国立公園でのシーンや、ドラマ部分がより厚みを増したことにより意外にも!?感動度合いが増すなど、さらなるお楽しみが多数用意されている。


インド映画ってのはほとんど見てないかもしれない。
『ムトゥ踊るマハラジャ』は日本でも大ヒットしましたが、流行ってる当時は私が映画鑑賞から離れていた時期だったので、未だ未見なんですね。

オープニングのクレジットタイトルよりも前に「スーパースター、ラジニカーント」と出てくるわけですが・・・まあそんなわけでラジニーカントって人は知りませんでした(笑)

さて『ロボット』の日本公開編集版を踏まえての完全版なのですが、その日本公開編集版を観たことがないのですが、まあ大(上映時間が長い完全版)は小を兼ねる!と思い込んで観てきました。

上映時間177分とまあ3時間ですよ。

でもそんな長さを感じないほど面白かったですね。
インド映画ってのは突然、ミュージカルシーンが挿入されたりするということをよく聞いてましたがなるほどわかるような気がしました(笑)

この映画でもその漠然とした予備知識に応えてくれるようにミュージカルシーンがあります。
でも、その場でいきなり歌って踊るわけじゃなくて、いきなりPVみたいなミュージカルが始まるんです(笑)
いきなり何の意味があるのかマチュピチュで唄って踊りだしたり。。
あと、このチラシの表紙にもなってるこの綺麗な女性は女性ロボットってわけじゃないんですよね。
この流れに沿って、この映画内のPVでヒロインが扮したコスチュームなわけです(まあ、アンドロイド等のロボットをイメージしてるものだとは思いますが)。
私は映画を見るときにそんなに予備知識は頭に入れずに見るタイプなのでこれはやられました(笑)
ミュージカル映画はあまり好きじゃないんですけれど、こういう挿入の仕方ならアリかもしれませんね。
(とはいえ、9月公開のトム・クルーズが出てるロックミュージカル映画は期待してますいが)

で。話としては、頭のいい博士がゆづか姫に似てる彼女をほったらかしにして没頭して作り上げたのが自分ソックリの万能ロボットのチッティ。
軍隊のために開発し、インド軍の人間の無駄な死を減らしたいという考えがあったようです。


ぶ厚い本を一瞬でスキャンし、自分の中に情報として取り込んだり、暴漢に襲われても無数の相手を次々に倒しまくり。
顔は美形だけど、ちょっとムチムチしている彼女のサナはそんなチッティをドラえもんみたいに便利に使っているのですけれど、ある時にチッティが落雷を受けてロボットなのに感情が芽生えてからは博士を敵対視し、サナを自分のものにしようと強引な手段にでてきたりして。

インド映画ってよく知らないってのは先ほども書いたとおりなんですけれど、こんなにバイオレンスな展開にしちゃっても大丈夫なんでしょうか?
チッティが人を殺しまくること、殺しまくること・・・。人を殺しすぎて2作目ではあまり殺さなくなった『ターミネーター』のごとく人を撃つわ、頭を潰して殺しまくるわ・・・。

しかも、そんなロボットが増殖して合体、フォーメーションを組んで何十、いや何百という人を無差別に殺していくっつー・・・。

そういやインドって言えば、やっぱり宗教上のことで裸を人に見せるってことはもんすごい問題とかあるのでしょうかね。
建物が火事になり、チッティが次々と人を救い出すのですが、入浴中の若い娘を救い出すも集まった大勢のマスコミの前で全裸を晒してしまい、恥ずかしさのあまりに道に飛び出して車に轢かれて自殺するっつーシーンとかあったんですね。
また、サナが電車の中で何十人という男に襲われてこれから服を脱がされてしまいそうになる時の集まった男たちの嫌らしい顔といったら(笑)。携帯カメラをみんなで手に持ちサナに歩み寄るという・・・。

なんだか色々抑制されたものがあるんでしょうかね?


そんなわけで滅多に見ないインド映画なのですが、そのようなシーンだったり前述のミュージカルのシーンだったり、また『ムトゥ踊るマハラジャ』やこの作品のように長時間映画(完全版といいつつもこれよりもまだ長い5時間くらいのverもあるという噂も聞きました)だったり・・・。

映画ってその国、その国で特色ありますけれどインド映画もまた色濃い国の特色が味わえるものですね。
貴重な体験でした。結構、全編通してむちゃくちゃな展開でもありますしね。

それでも、そのハチャメチャっぷりはなかなか面白かったです。
贅沢に、かつ派手に大袈裟に。
あらゆるエンターテイメントの要素がギッシリと詰まった3時間。
何も難しいことを考えず頭空っぽにして楽しめる3時間。
堅苦しくない映画っていいですよね。改めてそう感じましたね。


そういや日本編集版を踏まえて、完全版公開をサイトで呼びかけるということもしていたようですが、ワーナー妙典の支配人もそこに挙手したのでしょうかね?
ここ最近、ワーナー妙典の支配人の映画に対する愛情がヒシヒシと感じられて、マイナー映画も多く上映してくれて本当に嬉しい限りです。
(反面、以前はマイナー映画も上映していたTOHO市川コルトンが最近はメジャーなものしか上映しなくなって大不満・・・)
たぶん、妙典上映じゃなきゃこの映画も見なかったし・・・(笑)

ってことで、ワーナーマイカル市川妙典に感謝して、この感想文を締めたいと思います。






・評価:★★★★★★★★★★
     ★★★★★★★★☆☆(18) 
・公式サイト


・暴力殴打度:★★★☆☆ 
・理解不能度:★★★☆☆   
・キ●ガイ度 :★★★☆☆  
・グロゴア度 :★☆☆☆☆
・下品汚物度:★★☆☆☆  
・おバカ様度 :★★★★☆ 
・御エロ様度 :★★☆☆☆







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