『HK/変態仮面』:今日も元気にカルト映画館~第145回

今年1つ2つめの当ブログ満点作品(「ジャンゴ」が満点でした)




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<2013.6.22 ワーナーマイカルシネマズ市川妙典 にて鑑賞。>
あらすじなどはシネマトゥデイより
チェック:「週刊少年ジャンプ」に掲載され、異様なビジュアルと設定で人気を博したあんど慶周原作の「究極!!変態仮面」を実写映画化。女性のパンティーを頭にかぶることで、人間としての能力が飛躍的にパワーアップする主人公の悲喜こもごもを映し出す。『コドモ警察』シリーズなどの福田雄一がメガホンを取り、脚本協力に人気俳優の小栗旬。主演を、小栗監督作『シュアリー・サムデイ』にも出演した鈴木亮平が熱演。体作りを1年以上実施したという鈴木の肉体美、独特かつ変態的な原作の世界観がどれだけ再現されているか期待が高まる。

ストーリー:紅游高校に通い拳法部に所属している色丞狂介(鈴木亮平)は、同じクラスに転校してきた姫野愛子(清水富美加)に、一瞬にして心を奪われてしまう。ある日、姫野が銀行強盗事件に巻き込まれてしまい、人質となってしまう。彼女を助けるために覆面をかぶって強盗に挑もうとするも、何とかぶったものは女性用のパンティーだった。ところがその瞬間、これまでに感じたことのない感覚が体中をよぎり……。


この映画観たかったんですよね。
私が大学生になるかならないかくらいの頃でしたかね。ジャンプで1年くらい連載してた異色の変態ヒーロー漫画が実写化するというので。
でも、公開当時近くの劇場で観に行けそうなところが錦糸町のTOHOしかなく、しかも錦糸町TOHOは未踏の地でもあるのでためらっていたら上映終了してまして何とも悲しい思いをしてたところ、来月からイオンシネマに名称が変わる我がホームのワーナーマイカル妙典でムーブオーバー上映!!

妙典での上映初日初回(14:50)で観に行きましたけれど、下品な映画と知っていましたがPG-12ということで12歳以下でも親の指導があれば観ることができる映画ということで元気な男の子や女子中学生とかとにかく変態仮面に興味のある客でいっぱいでした(笑)

そして上映が始まったのですが、OPはマーベル・コミック映画物をインスパイアした幕開け(あのコミックをぱらぱらめくる感じのアレです)で、OPクレジットも海外アメコミ映画のような作りでついつい笑ってしまう。これだけでも笑ってしまう。
その後に待ち構えるくだらない映画の内容を想うとこんなに壮大でかっこいいイメージOPにしなくてもと思えるだけにね。

主人公・狂介の生い立ちが最初に語られるのですが、SM嬢の母と刑事の父の出逢い方からしてもうバカバカしくて脱力してしまうし、それだけでこの映画の方向性を語るには十分な前置きかもしれませんね。

そんな父が亡くなりSM嬢現役の母と高校生の狂介は母の強烈な教育のもとに縮こまって暮らしていて、学校で一目ぼれの女の子・愛子が転校してきて、愛子が狂介の所属する拳法部のマネージャーにいきなり就いてとまあ、ここまではギャグ漫画だからこそ許されるような安直なとんとん拍子で進み、そして愛子ちゃんが銀行強盗に巻き込まれ人質に取られるところまでいかにもという流れ。
愛子ちゃんがいるならと助けに突入するところで狂介が変態仮面として覚醒するのです。

強盗たちはパンティを被ったパン一の変態仮面を観て嘲笑します(笑)まあ、当たり前ですね。
でも覚醒した狂介が成りきる変態仮面の能力はものすごく、銃弾なども軽々と避けてしまうほど。そしてあっという間に強盗を倒し、愛子ちゃんの憧れの的になるわけです。

物語のメインは狂介の高校の土地に埋蔵金があると決め込んでその財産目当てで学校を武力で乗っ取ろうとするムロツヨシ演じる大金玉男から学校を守るという流れがメインです。

大雑把な流れとしてはこんな具合になってくるのですが、いやーこれは面白い!期待以上に面白かった!

ヒーロー物の王道パターンとしてそこから治安を守る活動をするのだけれど、そこがダイジェスト程度の扱いになってしまったのが残念なところか(笑)

とにかく主人公の狂介を演じた鈴木亮平の文字通り体を張った演技とビジュアル。
また、最大の敵となる偽変態仮面を演じた安田顕の怪演によるところがこの映画の大黒柱と言っても過言じゃないでしょう。

特に安田顕(ヤスケン)の偽変態仮面は面白い(笑)
彼は私と年齢も近いはずなのですが白髪交じりで+10歳くらいの老けメイクを施し、変態仮面をしょぼくしたような外見の偽変態仮面を全力で演じてました(笑)
あのヨレヨレのパンティを被っていたためにほぼヤスケンの顔が見えるシーンなんかもあり、このしょぼさがかえって爆笑を誘っていましたね。

はっきり言ってやってることはバカです。ものすごいバカです。
でも、そのバカを真正面から作りこんでいるところが素晴らしいのです。
主演の鈴木亮平はこの狂介の肉体美を作り上げるために1年かけて15kgスリムになったそうです。
そうです。バカなことに真剣になって挑んでるからこそできる傑作なんじゃないだろうかと思うのです。

バカだから適当でいいやってことになるとそれはきっと傑作にはなりえなかったんじゃないかと思うのです。
後日書きますが、昨日映画館で観た『ハングオーバー!!!』もそうですが、「バカ」を一生懸命に作ればそれは突き抜けて美になるんじゃないだろうかと勝手に思ってます。
それこそ、愛子ちゃんが言うように「変態だけど・・・・かっこいい!」ってやつです。
こんな愛すべき変態、バカ映画。
もうじき、早くもDVDリリースになるようです(HK/変態仮面 アブノーマル・パック(仮)[DVD])。
是非、一家に1枚。置かれてはいかがでしょうか?PG-12なのでお子様でもきっと楽しめるはずです。


追記:
この感想文。当初は普通通り書こうと思ったのですが、私のように最高!と感想を述べる者。内容が内容だけに嫌悪感を示す者。ハリウッド最高、邦画糞を貶めた視点で最初から観る中二病な者。
感想のブレ幅が大きくて、5段階評価では5か1とハッキリ分かれるような作品だし、多くの人のショートレビューがそんな感じなことを知ったので、ああ一部の人が盛り上げる傾向なのかな?と思い、急きょこのコーナーにて紹介させていただきました。
まあ、先ほどは一家に1枚とか言いましたが・・・どうみても観る人選ぶよね・・・(苦笑)






・評価:★★★★★★★★★★
     ★★★★★★★★★★ (20)
・公式サイト


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