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zoom RSS 『エスケイプ・フロム・トゥモロー』を観てきました。

<<   作成日時 : 2014/07/23 08:49   >>

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「王様のブランチ」で見てこの映画の存在を知りました




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<2014.7.22 TOHOシネマズ日劇 にて鑑賞。>
あらすじなどはシネマトゥデイより
チェック:世界的に著名なアメリカのテーマパーク、ディズニーランドなどの敷地で無許可で撮影を敢行したという異色作。仕事をクビになったさえない中年男が家族と一緒に訪れたテーマパークで遭遇する、現実と妄想の入り交じるシュールな体験を活写。悪夢的な内容や、夢と魔法のファンタジックワールドを、グロテスクな光景として映した世界観が衝撃的。

ストーリー:会社に突然クビを言い渡された中年男のジム(ロイ・エイブラムソン)は、口うるさい妻とわがままな2人の子供と共に人気テーマパークにやって来た。夢と魔法の国で何度も現実から逃げたくなる衝動に駆られたジムに、妄想と現実が入り交じった奇妙な出来事が次々と襲い掛かってくる。


普段、映画雑誌などを全く読まないのでこの作品のことは知りませんでした。
でも、先日、土曜日午前中から放送している生放送の王様のブランチを観ていたらこの映画が扱われていて、モノクロで扱われるディズニーランド内の無許可でゲリラロケで作られた作品。
一気に興味を持ちました。そして上映館を調べるとTOHO船橋でも上映しているのですが、いい時間帯もないので会社から歩いて行ける日劇で観ることにしました。日劇でもこういうマイナーな作品上映してくれるんですね!
ありがたや・・・。

さて、アメリカのディズニーランドと日本のディズニーランドでは勝手が違うのかもしれませんが、日本の場合ニコ生・横山緑さんの放送で無許可生配信していて捕まった放送を見ていたことがあったので、ディズニーと言えばそのイメージがあるのでよくこんな映画を無許可で世に出したなあと(笑)
王様のブランチでは、この映画を全米公開後もディズニー社より圧力とか来てないようなので、今のところそのまま上映してる―ということでしたが、アメリカの方が寛容とかそういうことなんでしょうか?

映画は嫁と小さい息子・娘と4人でディズニーランドに来たおっさんが朝一番、ホテルで会社より解雇通知を受けるところから始まる。
子供たちは楽しみにするもパパはクビ宣告された直後でもあり、ママに「どうかしたの?誰と話してたの?」と言われても今から楽しみに行くところなのにお通夜にさせるわけにもいかず。なんとか誤魔化してディズニーランドへ。

しかし、間違いなく低予算映画なのだろうけど実在のディズニーランドをロケ地に生かした撮影はそのカラーをモノクロにしただけであの楽しい夢の国が一気に怪しく見えさせるから面白い。

他の客なども映り込むディズニーランドで間違いなく低予算の映画なので無許可なのはわかるのですが、その割にはどんなカメラを使ったのかわかりませんがPOVの映画のようにカメラ酔いなどもしない安定した映像で観られましたし、途中で空想?ファンタジー?なシーンが挟まるところではありますが、全編モノクロに抑えているところからもその繋ぎ目は実にスムーズ。
作り手の粗はこの背景を考えるとほどんと無いと言っても良いかもしれませんね。

子供がいるところでママにキスをせがみ「子供が見てるでしょ」と呆れられ突っぱねられるパパ。
そして、ママ・娘とパパ・息子と二手に分かれて行動した時に息子を「かわいい」と褒めてくれたフランス人(たぶん)の綺麗なお姉さん2人。
行動する先々で彼女たちと遭遇するといつしかパパ・息子は彼女らの尻を追っかけていた(笑)
その流れで息子は拒絶していたビッグサンダーマウンテンにまで付きあわされ、終わった時にはゲロ吐きまくりの息子さん・・・。

ママ・娘と合流しパパに呆れるママは息子を介抱しに離れ、そしてパパ・娘コンビで園内を回るとまたもフランス人美女コンビを見つけ、尻を追いかける・・・。

そこで電動車椅子のキモいおっさんと娘に怪我させた息子に出会ったり、娘が仲良くなった男の子の妖艶なママに誘われXXXXされたり・・・。

途中で子供がいても酒をおかまいなくガブ飲みし、子どもをほったらかしたと思ったら居なくなったので慌てて探したりと・・・本当に屑なパパです。

基本的にはこんな流れで進んでいく作品で、クソ親父の休日を見せられているだけなのですが、ただ、後半になってくると空想・妄想・ファンタジーな部分がより一層と露わになってくると伝わりにくいところが多々出てくる。
(いや前半から妄想の1部だったのかもしれませんが)

精力増強剤でも飲んだかのようなパパの異常なまでの性欲アンテナ、そして前半からのフリでもある猫インフルエンザ、園内で遭遇する奇妙な人々どこからどこまでが非現実と現実の境界線なのかがわかり辛い。いや、わからない。

でも、それでいいのかもしれない。
明るい意味で非日常的なあのディズニーランドの世界をモノクロということで視点を変えるだけで、あれほどまでに不気味にも変化させてしまう思いつきそうで思いつかないマジック。
そして、そこに色々抱えた1人の中年男性が混じり込むとあの世界の中にも性の対象を見つけようとしたり、潜在的な凶暴性が表に出てきたりしてしまう。

背景がみんなが心の底から楽しんでる場所なだけにこのギャップが本当に映えるし、面白い。


そして、ラストシーン。ある人物がリムジンでディズニーホテルに訪れるところで終わる。

そのシーンでますます意味がわからなくもなるが、先ほど書いたように感覚的なもので受け入れればいいのかな、なんて思いました。

総じて面白かったですよ。こういう不思議な映画が好きな人であれば、ディズニーランドを捻くれた視点で扱った映画というだけでワクワクするものですが、そのワクワクには応えてくれると思います。

ちなみにエロのシーンがあるかといえば・・・と、いってもせいぜいトップレス姉ちゃんが何か所か映る程度なのです。それでもR15指定なのは大人であればこの辺のアイロニー感は悟ってくれるので大丈夫だろうという想いからのものではないかと。それ以下だと、マジに受け止めてしまう人もいかねないとかそういうことですかね?




・評価:★★★★★★★★★★
     ★★★★☆☆☆☆☆☆ (14)
・公式サイト


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