起点は妙典(仮)

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zoom RSS 『おみおくりの作法』を観てきました。

<<   作成日時 : 2015/05/08 09:00   >>

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久しぶりにネタバレありの感想文なのでご注意




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<2015.4.21 ヒューマントラストシネマ有楽町 にて鑑賞。>
あらすじなどはシネマトゥデイより
チェック:『ベラミ 愛を弄ぶ男』などのプロデューサー、ウベルト・パゾリーニが監督を務め、身寄りのない人の葬儀を行う地方公務員の姿にスポットを当てた人間ドラマ。『戦火の馬』などのイギリスの実力派俳優エディ・マーサンを主演に迎え、心を込めて死者を弔う孤独な男の生きざまを描く。主人公が淡い思いを抱く女性を、テレビドラマ「ダウントン・アビー 〜貴族とメイドと相続人〜」などのジョアンヌ・フロガットが好演。人生の最期にまつわる、ほろ苦くて切なく優しい物語に魅了される。

ストーリー:公務員のジョン・メイ(エディ・マーサン)は、ロンドン南部ケニントン地区で亡くなった身寄りのない人々の葬儀を執り行う仕事をしている。いくらでも事務的に処理できる仕事だが、律儀な彼は常に死者に敬意を持って接し、亡くなった人々の身内を捜すなど力を尽くしていた。糸口が全て途切れたときに初めて葬儀を手配し、礼を尽くして彼らを見送ってきたが……。



※【注意】この感想文には結末まで触れます。ネタバレが嫌な人はブラウザバック等でお戻りください。

ネタバレは嫌だけど★だけ気になる方へ先にお伝えさせていただくと★2個です。はい。

「ええ?この映画世間じゃめっちゃ好評じゃないっすか?なんで★2個なんすか?評価されてるものは嫌いとかいう中二病っすか???」とか思われる方もいると思うのでその理由なども述べる・・と、ネタバレまで触れなければならないということで冒頭の【注意】書きなわけです。
少しスペース作ってから書きたいと思いますのでネタバレ嫌な人は気を付けてくださいね。












ということで、なーんでベネチアでいろんな賞を取った(っぽいけど)ような作品をこき下ろすのか?
もう最大にげきおこぷんぷん丸なのは、あのオチがやりたいがために主人公を安易に殺すなと。

身よりのない遺体などをお仕事で弔う主人公のジョン。
公務員のお仕事の一環で遺体を見届けて書類処理なども行ったりするのですけれど、それがもう公務員だからと雑にならずに親身になるので、見ず知らずの人の人生ではあってもそこの背景に思いを馳せ最大限の手厚い葬りを行う。

一応業務の中でということもあり、2月に観た同じような内容の邦画の『悼む人』とは違って、そこの亡くなった人の人生に触れる理由があるだけ無理は感じない。

あまりにも親身に対応をこなしていくのでさすがに効率も悪く、ジョンはクビになることを宣告されるが、最後の仕事として身寄りのない荒くれ者の酔っ払い爺さんの背景を調べ、出来るだけ彼の親しい人そして家族に見届けられながら埋葬してやりたいと思う一心で奔走する。
みんな彼に親しみを持ちながらも葬儀への出席は拒む・・・という流れです。

いいお話です。悪くないです。
『悼む人』なんかよりもよっぽど自然で良いお話ですよ。

このお仕事の中で酔っ払いの爺さんの綺麗な娘(推定30代前半くらい)さんとも親しくなります。
これは何かのフラグか??・・・。

出来過ぎな気もしますがいいでしょう。この女っ気ないようなとっちゃん坊やみたいなおっさんが幸せになるのなら。

が・・・

が・・・しかし・・・ですよ。

先ほど親しくなるといっても父(その娘さんにとって)に親身になってくれている小さいおっさんに対する感情はどういうものかはまだまだわかりません。まだわからないのに、「葬儀後にお茶でもしましょう。お時間あります?」ときれいな娘さんに言われただけなのに、この44歳の小さいおっさん・・・有頂天になりすぎです。

そして有頂天になりすぎて、先の先まで考えすぎて「あなたの家でお茶しましょう」と言われたわけでもないのに意味ありげにマグカップ2つ買ってウキウキ気分で店を飛び出して、そのまま道まで飛び出して轢かれて死亡・・・(呆)

前にも何かの映画感想で書いたことあると思うのですが、オチがやりたいがために健康な人を簡単に事故死で殺すなと。
もし、殺してからのオチを作りたいのであれば病気設定とか盛っておけよと。
もしかしたらDTかもしれないような、もてなさそうな小さい44のおっさんがその先に春を感じ、ときめいて嬉しそうにしているのにこの後のオチのために・・・というのは呆気にとられてしまいました。


オチというのがですね。結局酔っ払いの爺さんにはなんだかんだでジョンが接してきた友人や家族がみんな出席してくれた葬儀なのにジョンだけは他の身寄りのない遺体と同じように事務的に簡易的に埋葬されて終わり・・・かと思ったら、ジョンが見届けてきた遺体の霊魂が集まって「おみおくり」してくれた。というファンタジックな終わり方。

まあ、そのラストシーンは幻想でも妄想扱いでもいいとは思うのですが(霊魂ですしね)、身寄りのない爺さんとジョンの対比などもやりたかったんだろうと思いますよ。同じシーンで2人が埋葬されてるわけですしね。娘さんもジョンが来ないことを不安に想いキョロキョロしているとその背後でジョンの遺体を乗せた車が墓場に到着するというシーンがあるわけですしね。

まだ実話の映画化!というのであれば安易な事故死も事実だったらまあしゃあないと受け止めるしかないのだろうけれど、ちょっとこれは無いかなと。1996年に放送されていた堤真一と和久井映見のドラマの『ピュア』もこんなオチでしたが、安易な事故死という演出にはもう憤りしか感じないわけです。


こんな感じでの★2つです。

「え?いい映画じゃん?」と反論もあるかもしれませんが、個人的にはこの映画は駄目な映画と言わざるを得ません。まあ、個人的な感想の範囲なんで許してくださいな(苦笑)





・評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
     ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ (2)
・公式サイト


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
3/14に娘とドラえもん観た後、妻の送迎後、私だけ本作鑑賞です。
「おくりびと」撮影地なので世界観が近い本作の入り良かったです。
好評につき上映期間延長したほどでしたよ。
個人的に、3人並んで階段でウイスキーを回し飲みする所と、
ケリーとの喫茶店の場面(特にケリーの表情の変化)が好みです。

うーーーん、でも★2つですかぁ。。
ぱたた
2015/05/09 13:25
そうなんです。客入りは良いですね。ヒューマン有楽町での上映もムーブオーバーで回ってきてでもの上映で世間の評判も良いのは承知しております。
で、本当にラストシーンの前までは悪くないです。良い映画なんです。
でも、本文でも書いたようにとってつけたような冴えない男が有頂天になったところでの事故死、そしてそれまでそのような要素が無いのにファンタジーな幕引き。(これに関しては本文でも書いてますがイメージとして捉えることもできますが)
その前までは良かっただけに惜しいし、高い所から下に落ちたような感覚さえなりました。

駄目ですねぇ・・・いやみなさんに好評であるのは事実なので、恐らく私の価値観がおかしいんだろうと思いますが、やっぱり★2ですねぇ・・・。すみません。
かつを
2015/05/11 08:41

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