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zoom RSS 『心が叫びたがってるんだ。』を観てきました。

<<   作成日時 : 2015/10/16 09:01   >>

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メンヘラっコとの付き合い方




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<2015.9.24 TOHOシネマズ日本橋 にて鑑賞。>
あらすじなどはシネマトゥデイより
チェック:監督に長井龍雪、脚本に岡田麿里、キャラクターデザインに田中将賀と、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』シリーズのメンバーが集結した青春アニメ。ある出来事が原因で家族がバラバラになり、自身も話すことができなくなった少女が、地域交流の一環で上演される舞台での主演を経て、その運命を大きく変えていく。ボイスキャストには、内山昂輝、水瀬いのり、細谷佳正、雨宮天らが名を連ねている。幻想的で心温まる物語はもちろん、繊細なビジュアルも見どころ。

ストーリー:活発な少女だったものの、ある事を話したことで家族がバラバラになった上に、玉子の妖精にしゃべることを封印された成瀬順。そのトラウマが心に突き刺さり、隠れるようにして生きていく。ある日、通っている高校の地域ふれあい交流会の実行委員会のメンバーになり、さらにそこで上演されるミュージカルの主役を務めることに。困惑する順だったが、メンバーの坂上拓実、田崎大樹、仁藤菜月と行動を共にするうち、自分の中の変化に気付きだす。



今年2度目のシネマパスポート・21作目の作品鑑賞。です。

『あの花』というアニメについては劇場版公開した時にTVシリーズも全部頭に叩き込んでから鑑賞しましたが、評判通りそれなりによかった記憶があります。

そのスタッフが再結集して作った作品がこの『心叫』です。
最初に幼女時代の順ちゃんがお城の形をしたラブホの中身を知らなくて単純に外見だけで憧れをもっていて、そこから父親が知らない女性と出てきたことをもちろんどんなことをしてたのか知らないから家に帰って母親に気軽にペラったことから離婚にまで発生するというダークなオープニング。

そこからハンプティダンプティのような卵の妖精みたいなもんが出てきて順のお口にチャックしてお喋りを封印したことから順は言葉を失った。

・・・と書けばファンタジーですが、卵お化けは順の妄想で、お口にチャックの呪いは単に精神的なところから来る症状だろうと思いながら見てました。
『あの花』とは違って、多少ファンタジックな演出が入るものの基本的にはこの映画でのファンタジックな演出については順の脳内妄想であるので、アニメという2次元の空間ながら少し身近さを感じられる設定は良かったかもしれません。


しかし、この主人公の順ちゃん(成瀬順)。一言で言えばまず、メンヘラです。
歌に乗せれば言いたいことが言える。でも、普通の時は何か喋ろうとするとお腹がいたくなる。
だからLINEやメールで会話する。正にイマドキ娘

まあでもメンヘラになる気持ちもわかるのよ。
てめえが勝手に夏の風物詩こと不倫をしてたのに家を追い出されるお父さんは「お前のせいじゃないか」という。
また、夫の不倫を無邪気に教えてくれた娘に「おしゃべり」を咎めるお母さん。

こんな自分勝手の両親に対して1mmも悪気がない順ちゃんはそりゃ「なんで?」となるでしょう。

それにしても自分の心を塞ぎすぎです。
自分をこんな目に合わせたお母さん(お父さんは出て行ったからね)に対してはそれでもいいかもしれないけれど、クラスメイトはたまったもんじゃありません。

そして、そんな順ちゃんを含め4人を抽出して地域交流会の実行委員に選んだ担任先生。
こんな無口メンヘラ女と、行事には適当に参加しそうな故障中の野球部のエース(田崎大樹)、爽やかイケメンながらオタクたちとつるんでる少年(坂上拓実)、そして容姿も素晴らしく頭もよく人気もある美少女(仁藤菜月)をセットにした先生。

言葉づかいや雰囲気は適当な音楽専攻の担任先生だけど色々考えてるんでしょうな。
まあ、そうしないと物語は始まらないんですけどね(笑)

まあでも、拓実くんが爽やかでメンヘラ順ちゃんにも普通に接して本当にイケメンです。
そんな拓実に惹かれるように順も心を開いていき、そして、菜月も実行委員として活動すると、渋っていた田崎も最終的には仲間になっていくわけですが。

ネタバレになるので書けませんが「こんなのやってられっか」オーラ全開の田崎がどうして面倒くさい実行委員をちゃんとやるようになったのか切っ掛けがあるのですが、こうした切っ掛けが色々な人の心に響いていくようになる。
振り絞ってだした声はみんなに響く。

実に爽やかな青春絵巻で主人公4人だけではなくても、チアリーディング部の部員で野球部の彼氏がいるコだとか、拓実の友達でEDM作りに精を出すオタク2人組だとかリアルな高校時代という限られた世代の空間をこの物語通じて自分、いやこの時代を経験してきたみんなの想い出と多い少ないはあるにせよそれなりにリンクするように見せてくれていたように思います。

こうしてなんやかんやで地域ふれあい交流イベントはミュージカルをやることになって、順の言葉がみんなを動かして準備していたのにその公演当日大変なことが起こって・・・。

何があったのかはネタバレ直結になるので言えませんが、まあメンヘラにはよくあることです。
メンヘラ?とここで書くと順ちゃんに何かあったのかくらいは明かしておきますが、またどこか閉ざしちゃうんですね。心を。

たぶん多くのこの映画を見ている客はこの順ちゃんにイラっとして同情はしないでしょう。
本当に自分勝手ですから。切っ掛け、理由はあっても自分勝手に他ならない。
それで他人が巻き込まれて非常に迷惑かかるのにそこまで考えてない。

だからこその「メンヘラ」なんでしょうけれど、この心の闇とイベントの開催時間とどうリミットがある中で拓実が解決していくか・・・。

ここが山場なんです。
正直、この解決方法には無理あったかなと。
こんな生易しくないんじゃないかなと。
そこが結果から言うと★1個減の理由です。
『あの花』のようなファンタジーに思えそうなところ、「リアル」という落ち着けどころで上手く収まったなーと感心していたのだけれど、メンヘラの気持ちを修正するのは困難なことですよ。しかも、ポジティブ思考に180度シフトチェンジという。

そこだけかな、まあイベントの後のわちゃわちゃ具合はそれなりに伏線もしっかりとあったので、あの人の心境の変化には微笑ましいものがありましたし応援もしたくなりました(笑)

ということで、『あの花』もそこそこそれなりには面白かったのですが、個人的には比較すると断然こっちの方が好きですね。(フリーパスの恩恵を生かして実は2回見てきましたw)

華やかだったり、地味だったりみなさんにも色々な高校生活があったと思いますが、このクラスのどこかに自分の居場所があるような気になりながら見てみるとちょっとだけ面白さが増すような気がします。


まあでも、メンヘラだからと変な目で見る人はそりゃいますが、陰湿なイジメとかはない作品なので・・・そして全体的には爽やかなので是非、みなさんも一度ご覧になってみてください。
おすすめです。




・評価:★★★★★★★★★★
     ★★★★★★★★★☆ (19)
・公式サイト


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
新潟へ行った際、私だけ「T・ジョイ新潟万代」で鑑賞しました。
(妻と娘は朱鷺メッセでV6のライブグッズ買いに別行動)
『心が叫びたがってるんだ。』中盤からずっと感涙で、
『あの花』も良かったですが、今回はそれ以上に感動しまして、
ハンドタオルを持参すればよかったほど感涙してしまいました。
メインの4人の心の成長も(苦しい場面はあれど)描かれており、
拓実の祖父母が1階で楽しそうに2階の演奏を聴く場面や
菜月の友達が菜月のサポートするよう拓実に促す場面など、
支える周りの人々のちょっとした場面も良かった。
“青春”なんて30年近く忘れていますが改めて良いもんだなと実感。
地元の「鶴岡まちなかキネマ」に上映希望出しているので
セカンド上映有った時、娘を連れて再鑑賞予定です。
ぱたた
2015/10/20 09:36
いい映画でしたよね。
色々なところで感想を見てみると田崎の最後の行動宣言が唐突すぎると言ってる人がおりました・・・でも、ちゃんと田崎がああいう行動を起こそうとするまでの過程・切っ掛けもちゃんと伏線として描かれてるし、なんでそうなるかな?と苦々しく読ませてもらったり・・・(苦笑)
まあみんな根底は素直でいい若者たちばかりで爽やかでしたよね。
かつを
2015/10/20 16:46

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